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ドゥカティ、新型「モンスター」を公開
従来モデル「モンスター821」比で18kg軽量化、乾燥重量166kgを達成
2020年12月8日 16:56
- 2020年12月2日(現地時間) 発表
ドゥカティは12月2日(現地時間)、スポーツ・ネイキッドの新型「モンスター」を発表した。新型モンスターでは、従来モデル「モンスター821」比で計18kg軽量化して乾燥重量166kgを達成するとともに、排気量を拡大した。
新型モンスターは、最高出力111PS/9250rpm、最大トルク9.5Nm/6500rpmを発生するL型2気筒 937cc「テスタストレッタ11°」エンジンを搭載。
従来モデルの「モンスター821」と比較すると、排気量、パワー、トルクが増加し、重量が削減されたため、バイクの軽量化に貢献すると同時に、ハンドリングも向上させるという。排気量を拡大したことにより、あらゆる回転域、特に公道およびワインディグロードで頻繁に使用する低中回転域におけるトルクの厚みが増して、これにより、スリリングなパフォーマンスと乗りやすさを実現させたという。
「モンスター821」と比較して計18kg軽量化、乾燥重量166kgを達成
新型モンスターでは、従来モデル「モンスター821」と比較して計18kg軽量化、乾燥重量166kgを達成した。「パニガーレV4」と同じコンセプトをベースにしたアルミニウム製フロント・フレームを採用して、フレーム重量は3kgと以前の「トレリス・フレーム」よりも4.5kg(-60%)軽量化。
また、各コンポーネントも設計が見直され軽量化が図られた。ホイールは1.7kg、スイングアームは1.6kg、それぞれ重量を削減。GFRP(ガラス繊維強化ポリマー)テクノロジーを使用したリア・サブフレームは、1.9kg軽量化。これによって、形状が最適化されただけでなく、軽くコンパクトな寸法も実現させたという。
ロケット・スタートを実現するローンチ・コントロールを採用
コーナリングABSユニット、トラクション・コントロール、ウィリー・コントロールが含めた安全装備を標準装備。すべてのシステムは、さまざまな介入レベルに調整可能で、ロケット・スタートを実現するローンチ・コントロールが採用されバイクのスポーティなキャラクターを強調する。
また、ライダーの好みや路面状態に応じて、モーターサイクルのキャラクターを変化させることができる、「スポーツ」「アーバン」「ツーリング」という3つのライディング・モードを装備。設定の変更は、ハンドルバーのスイッチで行なうことができ、「パニガーレV4」と同じレーシング・グラフィックを備えた4.3インチカラーTFTディスプレイには、大型タコメーター、ギアポジション・インジケーターに加え、ライディング・モードを含む必要な情報が表示される。