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ベントレー、V6 3.0リッターツインターボ+Eモーター搭載の「ベンテイガ ハイブリッド」

モーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は約858kmを実現

2021年1月4日(現地時間)発表

ベンテイガシリーズの3番目となるベンテイガ ハイブリッド

 ベントレーは1月4日(現地時間)、プラグインハイブリッド仕様のラグジュアリーSUVである新型「ベンテイガ ハイブリッド」を発表した。シリーズとしては、ベンテイガ(V8モデル)とベンテイガスピードに続く3番目のモデルとなる。

 エクステリアとインテリアは、ベントレーのデザインDNAを活かしたフレッシュでモダンな新デザインを採用し、ラインアップ全体に統一感を持たせることでベントレーファミリーを構成している。

 搭載されるリチウムイオンバッテリーの容量は17.3kWhで、寿命は約10万マイル(約16万km)もしくは約8年。電力だけで最大31マイル(約50km)走行でき、モーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は536マイル(約858km)を実現しているという。

 バッテリーの充電状態はLEDインジケーターで表示され、1時間当たり7.2kWで充電可能。2時間半でフル充電でき(地域によって異なる)、高圧バッテリーに蓄えられたエネルギーはEモーターに供給されるほか、従来の12Vバッテリー系統の補助にも使用される。

 ベントレーモーターズ会長兼CEOのエイドリアン・ホールマーク氏は「私どもが目指すのは、持続可能なラグジュアリーカーメーカーとして世界をリードすることであり、その次なるステップがベンテイガ ハイブリッドなのです。ベントレーは100年の歴史を誇るラグジュアリーカーメーカーから、持続可能かつ倫理に根差したロールモデルへと姿を変え、皆さまに新たなラグジュアリーをお届けするため、先日発表した“ビヨンド100”戦略の第1弾としてベンテイガ ハイブリッドを発表致しました」と述べている。

ベンテイガ ハイブリッドの特長

 ギヤボックスとエンジンの間のトランスミッション内に収められているEモーターは、最高出力94kW(126bhp)、最大トルク350Nmを発生。また、V型6気筒3.0リッターツインターボエンジンは、さらにトルクが必要となったときや、時速84マイル(約135km/h)を超えるとEモーターのアシストを開始する。

 電気を使用して走行するEモードには「EVドライブモード」「ハイブリッドモード」「ホールドモード」の3種類があり、専用ボタンで切り替えが可能となる。

 クルマの電源を入れると直ぐにEVドライブモードとなり、可能な限り電気だけで走行する設定となるが、「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・アクセルペダル」を踏み込もうとすると、瞬間的な抵抗がドライバーに伝えられ、電力のみの走行からハイブリッド走行へと切り替わるポイントが分かるようになっていて、積極的にEVドライブモードを使用するように促す(無効にすることも可能)。低速時には専用スピーカーから音を出し、歩行者に車両接近を知らせる機能も装備する。

充電口は給油口とは反対側に配置されている

 ハイブリッドモードは長距離ドライブ向きとしており、ナビゲーションシステムの走行ルートに従いながら、Eモードの予測機能とエンジンの惰性回転からバッテリーの電力をもっとも効率的に利用するための計算を絶えず行ない、効率性と航続距離を最大限に引き出すモードになっている。

 ホールドモードはエンジンと電力をバランスよく使い、必要なときに電力で走行できるように高圧バッテリーの充電量を維持するモード。ドライブダイナミクスモードのスポーツモードを選ぶとデフォルトでホールドモードになり、ブーストと回生が確実に行なわれる。

 他にも「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ブレーキ」は、Eモーターと従来の油圧式ブレーキの制動力をシームレスに協調させ、違和感のないペダルフィールで快適なドライビングを実現すると同時に、回生エネルギーを最大限回収。また、ナビゲーションの予測データに基づき、ジャンクションに近づいたり法定速度が低下したりするとアクセルペダルが振動してドライバーに減速を促す「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ナビゲーション」も搭載する。

ベントレーの新たなデザイン言語を導入したベンテイガ

 ベントレーの翼をイメージしたダッシュボードには10.9インチディスプレイが搭載され、最新のハードウェアとソフトウェアによりナビゲーションでサテライトマップやオンライン検索などが使用可能となる。リアシートには新型「フライングスパー」と同様の脱着式タブレットを搭載。USBタイプCポートとワイヤレススマートフォンチャージャーを標準完備する。

 ベントレーモーターズのエクステリアデザイン責任者ジェーピー・グレゴリー氏は「私たちは長い時間をかけ、このクルマのプロポーションとキャラクターの改善方法を検討してきました。新型ベンテイガは、ひと目でベントレーと分かるデザインを踏襲していますが、路上での存在感は格段にアップし、どの角度から見ても自信に溢れた佇まいのSUVとなっています。そそり立つグリルと高めの位置に取り付けられた楕円形ヘッドライトがモダンな表情を際立たせます」とコメントしている。

 新設計のマトリクスグリルはより大型化され、より垂直にそそり立ち、ベンテイガのエレガントなボンネットがボディまでストンとつながっているような印象を表現。さらに新設計の楕円形LEDマトリクスヘッドライトを、先代モデルより外側の30mm高い位置に移動し、優美な逞しさを演出。

 リアデザインは「コンチネンタルGT」と共通の楕円形テールライトを初採用。テールゲートも完全新設計で、車幅いっぱいに延び、コンテンポラリーですっきりとしたルックスを演出した。

クラフトマンシップが作り上げる新たなキャビン

 キャビンデザインはいちから見直され、ドアトリムとステアリングホイールを新設計としたほか、センターフェイシアとデジタルインストルメントクラスターの設計を見直すなど、大幅な変更によってインテリアのモダンさが強調された。

 シートは2種類あり、標準設定の5シートは新設計のシートフレームを採用し、リアシートのリクライニング角度が2倍になった。オプション設定の4シートは、独立型のリアシート2席の間にセンターコンソールが配置される。

【ベントレー】ベンテイガ ハイブリッド(2分17秒))