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世界初の自動運転車レースの公式マシン「CES2021」で初公開 インディ500開催サーキットで10月開催

自動運転に取り組む大学チームが参加、賞金総額は150万ドル

2021年1月11日(現地時間) 発表

 米国インディアナポリス モーター スピードウェイ(IMS:Indianapolis Motor Speedway)とEnergy Systems Network(ESN)は1月11日(現地時間)、「CES 2021」において、自動運転車によるレース「Indy Autonomous Challenge」(IAC)を10月23日に開催すると発表。同レースに使用される公式マシンが公開された。

 自動運転に取り組む大学チームが参加するIACでは、予選のシミュレーションレースが5月に予定されているインディ500の開催期間に実施され、実際のマシンとインディ500も開催されるインディアナポリス モーター スピードウェイを使ったレースが10月23日に開催される予定。

 実際のレースでは、ダラーラ「IL-15」を改造して自動運転を実現するハードウェアとセンサー類を装着したIAC公式のレースカーを用意。マシンには強力な中央処理装置を備えており、参加チームはソフトウェアとアルゴリズムを優秀さを競い合うという。

 同大会には4大陸11カ国と米国14州の大学が参加予定。IACの賞金総額は150万ドルで、100万ドルが10月のIACレースの優勝チームに授与され、さらにハッカソンとシミュレーションレースの勝者に50万ドルがIACのスポンサーであるAnsysから授与される。

Indy Autonomous Challenge開催概要