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ケンウッド、スタンドアローン型2カメラドライブレコーダー2種 前方と後方/車室内同時録画対応

前後方同時録画対応「DRV-MR760」、前方と車室内の同時録画対応「DRV-MP760」

2021年2月中旬から順次発売

オープンプライス

前後方の同時録画に対応したスタンドアローン型の2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760」

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドからスタンドアローン型ドライブレコーダーの新ラインアップとして、前方と後方の同時録画に対応した前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760」を2月中旬に、前方と車室内の同時録画に対応した車室内撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MP760」を3月中旬にそれぞれ発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDRV-MR760が3万5000円前後、DRV-MP760が3万7000円前後。

 2モデル共通の特徴として、新たに走行中にユーザーがステアリングから手を離さずに発話によって録画開始などの主な基本操作ができる「音声コマンド機能」を搭載。音声コマンドは緊急時などに手動録画を開始できる「録画開始」のほか、静止画撮影ができる「写真撮影」、表示画面を切り替えられる「表示切替」に対応している。なお、発話によって録画された映像は、常時録画で書き換えがされない専用フォルダに自動保存される。

 また、“あおり運転”への対応をさらに強化するべく、「“あおり運転”検知機能」を追加。従来からの「運転支援機能」となる「前方衝突警告」「車線逸脱警告」「発進遅れ警告」「リフレッシュ通知機能」「エコドライブ表示機能」に加え、走行中に車両前方10m以内に車両を検出すると、画面表示と警告音で知らてイベント記録を開始する「前方割込警告」、走行中に車両前方20m以内で車両が車線内の蛇行をしていた場合に、画面表示と警告音で知らせイベント記録を開始する「前方蛇行運転警告」、走行中に車両後方5m以内に3秒以上車両が接近したことを検出すると、画面表示と警告音で知らせイベント記録を開始する「後方急接近警告」(DRV-MR760のみ対応)といった機能が追加されている。

 搭載されるカメラはメインユニットの前方用だけでなく、後方用/車室内用の2ndカメラもフルハイビジョン録画に対応。ナンバープレートや標識など、走行時の映像をより細部まで高精細に録画可能とした。そのほかにも、前方用カメラはもちろん、DRV-MR760は2ndカメラも「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載し、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい白とびや黒つぶれを抑え、安定した映像を録画できるようにしている。カメラのレンズにはF1.8の明るいレンズを採用して、夜間の走行映像にも配慮がなされている。

前方と車室内の同時録画に対応したスタンドアローン型2カメラドライブレコーダー「DRV-MP760」

 なお、DRV-MP760は、タクシーやトラック事業者などのニーズに応え、車室内カメラは「赤外線LED」を搭載し、光量の少ない夜間やトンネル内などでの車内録画にも対応するとともに、新たに水平152度、垂直80度、対角182度という広角レンズを採用。車室内の左右の窓越しの映像までとらえることができるため、側面からの衝突や接触事故などにも対応した。さらに、エンジンOFF時に衝撃を検知すると録画を開始する「駐車録画」に対応した車載電源ケーブルを付属している。