ニュース

アバルト、大型リアルーフスポイラーを備えた限定20台の「Abarth 695 Anno del Toro」

“丑の年”を意味するイタリア語Anno del Toroを車名に採用

2021年1月14日 予約開始

429万円

限定20台の「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」

 アバルト(FCAジャパン)は1月14日、高性能モデル「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」に、大型リアルーフスポイラーをはじめとする数々の特別装備を追加した限定車「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」の予約受付を「特設サイト」で開始した。左ハンドルの5速MTで価格は429万円。

 今回新たに設定された695 アンノ デル トーロは、イタリア語で「丑の年」を表す「Anno del Toro」を車名に取り入れた20台限定の特別モデル。モータースポーツに情熱を注ぎ、自由な発想から数々の刺激的なモデルを生み出した創始者カルロ・アバルト氏のクルマ作りの哲学を反映した1台。

搭載する直列4気筒1.4リッターエンジンは、最高出力132kW(180PS)/ 5500rpm、最大トルク230Nm/ 2000rpm(SPORTスイッチ使用時250Nm/ 3000rpm)。消費燃費率14.2km/L(WLTCモード)

 エクステリアの最大の特徴は、走行中に車体を安定させる効果を生み出す大型のリアルーフスポイラーで、フィアット600をベースとする1960年代のコンペティションモデル「フィアット・アバルト1000TCR」にインスピレーションを受け、それに現代風の解釈を加えたアイテム。リアルーフスポイラーの角度は最大60度まで調整可能で、速度域に応じてダウンフォースの強弱を設定できるという。

大型リアルーフスポイラー

 ボディカラーには限定車専用の「Blu Podio(ブルー)」を採用し、ルーフにはチェッカードパターンが施される。さらにオーバーフェンダーやサイドシルはグレーとし、コンペティションモデルの雰囲気を演出。さらに、前後のエンブレムおよびホイールセンターキャップ、ステアリングホイールには、ビンテージタイプのロゴバッジを採用した。

ボディサイズは3660×1635×1520mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2300mm

 足まわりは、12本スポークの17インチアルミホイールを装着。さらに、コーナー立ち上がり時の加速性を向上させるメカニカルLSDを搭載する。また、エンジン(最高出力180PS)や装備に関してはベース車である595 Competizioneに準拠するという。

 なお、販売台数は20台限定となり、申し込みは「特設サイト」からのみの受け付けで、応募多数の場合は抽選となる。