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アバルト、「124 スパイダー」の販売を2020年で終了 最後の1台をチャリティオークションに

特別なバッヂとオリジナルスケッチをつけて入札開始金額は370万円から

2020年11月7日 発表

「124 スパイダー」の販売を2020年で終了

 アバルト(FCAジャパン)は11月7日、オープンスポーツモデル「124 スパイダー」の販売を、2020年で終了すると発表した。また、最後の1台となる124 スパイダーを、長年サポートしている認定NPO法人シャイオンキッズへの募金を目的としたチャリティオークションへ出品することも併せて発表した。

 124 スパイダーは1960年代に多くのドライバーを魅了したオリジナルのオマージュとして現在に蘇った日本生まれのアバルト車。マツダ「ロードスター」のアーキテクチャをベースに、スタイリングデザイン、パワートレーン、室内装備・材料、サスペンションおよびステアリングフィールを独自に開発したモデルで、2016年から約2700台販売された。

オリジナル124 スパイダー(左)、日本製124 スパイダー(右)

 今回、FCAジャパンが保有している最後の124 スパイダーに特別なバッヂとオリジナルスケッチをつけて出品。チャリティーオークションで落札された金額は、アバルトが長年サポートしている小児がんや重い病気の子供たちとその家族を力づける活動をしている「認定 特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズ」へ寄付される。

 特別なバッヂは、FCA本社のデザインセンターであるCentro Stileにてこの車両のためだけにデザインされたもので、アルミ素材のプレートに124 スパイダーのシルエットと、オンリーワンのモデルを表すイタリア語「Edizione Unico」、そして永遠にあなたのものという意味のイタリア語「Per sempre tua」の文字がアバルトブランドを象徴する赤色で刻まれる。オリジナルスケッチも同じくCentro Stileから特別に提供される。

 なお、オークションは入札方式で、期間は11月13日~29日まで「特設サイト(※現在制作中)」にて開催される。

124 スパイダー チャリティーオークション詳細

(※内容は変更となる可能性がある)
出品:アバルト124 spider、オリジナルスケッチ
入札方式:サイレントオークション(入札式)
入札開始金額:370万円(車両本体価格)
入札期間:11月13日~11月29日
入札場所:「特設サイト(※現在制作中)」

出品車両スペック

車種:アバルト 124 スパイダー
ハンドルポジション:右ハンドル
トランスミッション:AT
ボディカラー:163 BIANCO TURINI 1975 ホワイト(ソリッド)
シートカラー:Black/Red Leather Seat(515)
装備品:特別バッヂ、レザーシート/ナビゲーション/オーディオパッケージ(LEDヘッドライト、ナビゲーションシステム、BOSEサウンドシステム、ブラインドスポットモニタリング)