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シトロエン、彩り豊かにフェイスリフトした新型「C3」オンライン発表会
新社長の木村隆之氏があいさつ
2021年1月19日 08:30
- 2021年1月18日 公開
シトロエン（Group PSA Japan）は1月18日、新型「C3」を紹介する動画を公式YouTubeにて公開した。
C3は、シトロエンデザインのオリジナリティを具現化し、世界的に好調なセールスを支えるというコンパクトカー。第3世代となる現行モデルは2016年11月に欧州でデビューして以来、累計販売台数は80万台を超え、シトロエンの単一モデルにおける記録を更新するベストセラーとなった。また、ブランド100周年を迎えた2019年には主要マーケットである欧州でのシェアが7.8％となるなど、シトロエンにとってエポックメイキングなモデルとなっている。
日本へは2017年7月に導入され、2020年12月末までの3年6か月で累計登録台数が7625台となり、先代のライフサイクルトータルでのボリュームをすでに上まわる勢いをみせているという。購入理由の上位に挙げられる項目は、デザインやカラーだけでなく、性能や装備に見合った国産同クラスから乗り替えやすい価格設定も評価されているとのこと。また、C3のイメージは「独創」「キュート」「快適」といった想定されるキーワードに加え、万一の安全性や普段の運転で使う頻度の高い便利な装備についても、マーケットの選択眼にかなっていることが見て取れるとしている。
“情熱”と“LOVE”を持って開発したアイコニック シトロエンの最新コンパクトモデル
今回公開された動画ではまず、Group PSA Japan マーケティング部 マーケティング ダイレクターのトマ・ビルコ氏があいさつ。「シトロエンはフレンドリー、ファン、そして温かいブランドです。人間へのLOVEと情熱を持っています。新しい商品を開発するとき、シトロエンは皆さん1人1人をイメージしています。皆さんのライフスタイル、趣味、そして好きなことや興味に注目して皆さんのやりたいことすべてをサポートできるクルマを思い描いています」とシトロエンについて紹介。
新型C3については「カラフルで魅力的、シトロエンが追求したシトロエンらしいBハッチコンパクトカー」と述べたのち、「コンフォートさ、乗り心地はもちろん“ベストインクラス”レベルです。アドバンスコンフォートシートとドライバーアシスト機能によってさらに快適になりました。そしてカッコよくてカワイイ、スポーティでありながら遊び心を持つ美しいバランスデザインが完成しました。前のバージョンのキュートなスピリットを守りながら、スポーティさを強くしたデザインです」と紹介した。
また、自動ブレーキやブラインドスポットモニターといったADAS、シートアレンジ、300Lの容量を確保するトランクスペースなどを備えることについて触れ、「皆さんを思い、皆さんに楽しんでいただけるよう“情熱”と“LOVE”を持って開発したアイコニック シトロエンの最新コンパクトモデルです」と締めくくった。
「キュート」と「タフネス」を同居させる独創のデザイン。特別仕様車も設定
続けて、Group PSA Japan マーケティング部 シトロエン プロダクトマネジャーの水谷昌弘氏が新型C3の特徴を紹介。
新型C3は、2016年のジュネーブショーでアンベールされた「CXPERIENCE CONCEPT」をモチーフとし、新たなライティングシグネチャーがよりダイナミックかつモダンな印象を付与。コンパクトカーながら堂々としたキャラクターを主張するフロントフェイスや、サイドビューを印象付けるビッグホイールとホイールアーチ、シトロエン独自の“エアバンプ”といったSUVのようなデザイン要素を備え、さらにバンパーにはブラックプロテクションパーツを配置。ボディとルーフを2トーンペイントで彩るなど、これらすべてが「キュート」と「タフネス」という相反する概念を同居させる独創のデザインを導き出しているとしている。
今回のフェイスリフトでは、デイタイムライトの下に配置されたLEDヘッドライトは全グレードに標準装備したほか、エアバンプやルーフとボディの境界にあるCピラーテープといった細かい部分までリファイン。ホイールのデザインも新しく動きを感じさせるダイナミックなデザインとしたという。
また、今回のフェイスリフトで新たに採用したシートは、ステッチのカラーとパターンを変えただけではなく、リビングのソファーでのくつろぎの感覚を目指して開発。視覚的にもかけ心地のよさをアピールするクッションのような表面の盛り上がりは、上位モデルであるC5 エアクロス SUVに用いた手法を応用。長時間の運転でも体を的確にサポートする骨格はそのままに、表層部分のスポンジに十分な厚みを与えることで包み込むような柔らかいタッチを実現しながら、路面からの振動をシャットアウトする効果をも併せ持つとした。
ボディカラーは人気のカラーを継続しつつ、メタリック塗装の「スプリングブルー」、きめの細かいパール塗装の「ルージュエリクシール」という2色の新色を追加。ルーフカラーには新たにエメラルドを設定して、バリエーションを増やした。また、フォグランプベゼルとエアバンプアクセントは3つのカラーパックとしての設定となる。
パワートレーンでは、110PS/205Nmを発生する直列3気筒DOHC 1.2リッター直噴ターボエンジンと、効率の高いアイシンAW製の6速ATにさらなるバージョンアップが施され、JC08モード燃費の15％向上を達成している。
なお、フェイスリフト発売に合わせて特別仕様車の「エディション 2021」を150台限定で設定。外装では17インチホイールと、ボディカラーとコーディネートされたルーフステッカーを採用。内装は部分的にテップレザーをあしらった専用シートと、オークの木目をプリントで再現し、ナチュラルさを与えるダッシュボードが特徴。この“テックウッド”と呼ばれるダッシュボードプリントは、1台ごとに木目を変えるというこだわりの詰まった仕様となっている。
1月1日付けで新社長に就任した木村隆之氏があいさつ
最後に、1月1日付けでGroup PSA Japanの代表取締役社長に就任した木村隆之氏があいさつ。「日頃よりシトロエンブランドに関心を寄せていただき誠にありがとうございます」と感謝を述べるとともに、2019年に100周年を迎えたことや、「ベルランゴ」の導入により勢いが増していることを紹介。
C3については「シトロエンというブランド名を知らなかった人にも知ってもらえる機会となった」といい、新型C3について「“LIFE IS MORE BEAUTIFUL COLOR”とサブメッセージで訴えているとおり、メインのボディカラーとルーフカラーの組み合わせで、他のどのクルマにもないユニークでカラフルなエクステリアをお楽しみいただけます。皆さまの普段の生活に艶やかな彩りを加えることができるのではないでしょうか」と期待を述べた。
