ニュース
プジョー、7シーターSUV「5008」をフェイスリフト 新フロントデザインやシート採用
2021年1月27日 15:09
- 2021年1月27日 発売
- 460万円~501万6000円
プジョー(Groupe PSA Japan)は1月27日、7シーターSUV「5008」をフェイスリフトして発売した。価格は460万円~501万6000円。
5008は、2016年のグローバルローンチ以来、30万台以上が生産され欧州SUV市場を中心にグローバルで販売。日本市場においても、ポストミニバンのファーストチョイスとして注目される3列7座SUVマーケットの中で、洗練された都会的なデザインとクリーンディーゼルの省燃費性、環境性能、プジョーが造るSUVならではのスポーティな走りなどが評価されているという。
モデル | エンジン | トランスミッション | 価格 |
---|---|---|---|
5008 Allure BlueHDi | 直列4気筒 2.0リッターターボディーゼル | 8速AT(EAT8) | 4,600,000円 |
5008 GT | 直列4気筒 1.6リッターターボ | 4,672,000円 | |
5008 GT BlueHDi | 直列4気筒 2.0リッターターボディーゼル | 5,016,000円 |
今回、外観ではフロントフェイスをリデザインして、デイタイムランニングライトを牙状の“セイバー”タイプへと変更するとともに、フレームレスのフロントグリルを採用。GTではフルLEDヘッドライトとなり、リアフォグ点灯時に光度、角度を自動調整するフォグモードが備わったほか、ヘッドライトユニット内側にスタティックコーナリングライトを内蔵して、夜間のドライブの安全性を向上させた。リアビューはボディ幅いっぱいに広がったブラックバンドとその中にライオンの爪跡から着想を得た、三条のLEDが赤く光る3D LEDリアコンビランプを装着。ウインカー点灯時に光が流れるシーケンシャルインジケーターを採り入れ、視認性を高めている。
内装では、フランス車に期待されるあたりの柔らかさ、疲労の少なさ、快適性をさらに高めるべく全グレードのシートを刷新。GT(ディーゼルおよびガソリン)には、フロントシートヒーター、運転席メモリー付きパワーシートとマルチポイントランバーサポート機能を備えるアルカンタラ&テップレザーのダークグレー基調の表皮を使用。Allure BlueHDiおよびAllureにはファブリック&テップレザーのダークグレー基調の表皮を採用した。
また、GTに設定されるレザーパッケージオプションでは人気のナッパレザーシートを継続し、新しくウッドパネルにオープンポア(木材の持つ自然な導管の質感を生かした仕上げ)のダークライムウッド(アオイ科の樹木で日本ではシナノキに近似)を用意している。
そのほかの装備として、センターコンソール下部の収納スペースにQi規格準拠のスマートフォン非接触充電エリアを用意するとともに、USBポートをセンターコンソールにPeugeotミラースクリーン対応のType-Aを1口、後席にも充電用Type-Aを2口それぞれ配置。Apple CarPlay、Android Autoに対応するスマートフォン接続機能も標準搭載され、対応ナビゲーション/マップアプリやオーディオアプリを直感的に使用可能とした。
荷室は後席シートバックをすべて折りたたむと、最大約1862Lもの大空間が出現。3列目のシートは床面に沈み込むかたちでフラットに収納できるため、702Lの大容量トランクを持つ5名乗車SUVが欲しいというニーズにもマッチ。リアバンパーの下で足を動かすと自動開閉するハンズフリー電動テールゲートは、両手がふさがっている時や雨の中でも、スムーズな荷物の積み下ろしを可能として、細部まで使う人の利便性を追求している。
ADAS(先進運転支援システム)はフラグシップモデル「508」と同等レベルとなる最新世代の機能を搭載。アクティブセーフティブレーキなどの基本機能は全グレードに標準装備され、オプションなどで追加費用がかからないようになっている。
ボディは、グループPSAのC/D/Eセグメントプラットフォーム「EMP2」によって、優れた乗り心地、静粛性を実現。パワートレーンはBlueHDiモデルに搭載される最高出力130kW(177PS)/3750rpm、最大トルク400Nm/2000rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボディーゼルのほか、最高出力133kW(180PS)/5500rpm、最大トルク250Nm/1650rpmを発生する直列4気筒 1.6リッターターボの2種類をラインアップ。ディーゼルモデルではEuro 6.2に対応する環境性能とWLTCモード燃費16.6km/Lという高いエネルギー効率を実現。ガソリンモデルでは燃費改善を施し、WLTCモード燃費をこれまでの13.4km/Lから15.6km/に大幅に改善した。どちらも、トランスミッションには8速ATの「EAT8」が組み合わせられる。
ボディカラーは「メタリック・コッパー」「パール・ホワイト」「プラチナ・グレー」「セレベス・ブルー」「ペルラネラ・ブラック」の5色を設定する。