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テスラ、「モデル S」「モデル X」計2126台リコール マルチメディアカードを対策品に交換

書込/消込回数が限度を超えるとタッチスクリーンが表示されない

2021年2月10日 発表

 テスラモーターズ ジャパンは、マルチメディアカードの耐久性が不足している不具合があるとして「モデル S」「モデル X」の2車種、計2126台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、メディアコントロールユニット内部のマルチメディアカードにおいて、耐久性の検討が使用が想定される車両の期間に対して不十分なため、書込/消込回数が限度を超え劣化し、タッチスクリーンが表示されなくなることがある。そのため、デフロスタの機能にアクセスできなくなる、または方向指示器が作動しなくなるなどのおそれがある。

 改善措置として、全車両のソフトウェアを最新の状態に更新して、マルチメディアカードを対策品に交換する。

 対象車両の輸入期間は、2014年7月7日~2018年3月26日。これまでの不具合件数は20件で事故は発生していない。