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ソフト99、“30周年記念巨大ガラコ”など発売前の「2021年の新製品」を先取りチェック
洗車のために開発した放水ノズル、進化したフクピカ、塗るフィルムなど
2021年2月19日 12:55
ガラコやG'ZOXブランドなど幅広いカー用品を扱うソフト99は、新製品説明会「スプリングフェア2021」をオンラインで開催した。
オンライン上に開設されたスプリングフェア2021の会場は、業務用のアイテムを扱う「産業エリア」、マスクや台所など生活の中で使う商品を中心に展開している「暮らしエリア」、カー用品店や自動車整備工などユーザーにサービスを提供することを目的としたアイテムを揃えた「自動車エリア(プロ・サービス館)」、ユーザーが自分で使うアイテムを紹介している「自動車エリア(コンシューマー館)」の4つのエリアで構成。入口では田中社長のアバターがお出迎えしてくれた。
残念ながら、この説明会は業者向けのため一般開放をしていないが、報道陣向け商品説明会が行なわれたので、気になった新製品をピックアップしてお届けする。ぜひ、マイカーライフをより充実させるための参考にしていただきたい。
2018年に販売累計1億個を突破した「ガラコ」
フロントガラスに塗ると超強力に雨水を撥水してくれるガラコは、1991年に誕生して2021年で30周年を迎え、2018年時点で販売累計1億個を超えているソフト99を代表する商品。自分で手軽に作業できることから、車内に常備している人も多いと思う。また、塗るタイプ以外にも「ワイパー」「ウォッシャー液」「スプレータイプ」「速乾タイプ」「直接塗るタイプ」など幅広く展開している。
今回の目玉は大容量タイプの「ぬりぬりガラコ ギガ丸」だ。30周年記念アイテムとして数量限定で発売される。塗るタイプとしてはガラコ史上最大の300mlを誇り、これまで最大容量だったデカ丸(120ml)の2.5倍の容量で、フロントガラス約17枚を仕上げることが可能。ケースも太くなったことで握りやすくなり作業性もアップする。
また、「オリジナルグッズが1111名に当たる『ガラコ誕生30周年記念キャンペーン』第1弾」も実施されているのであわせてチェックしていただきたい。
ボディと窓ガラスも一緒に拭けるように進化した「フクピカ」
袋から1枚取り出してクルマのボディをササっと簡単に拭ける「フクピカ」は、これまでボディのみ対応だったため、窓ガラスを拭くには別のアイテムが必要だった。そこでソフト99は、窓ガラスにもフクピカの効果を発揮できる“特殊バインダー”という成分を配合したことで、窓ガラスも拭けるタイプへと進化させた。1枚でボディから窓ガラスまで拭けるので、クルマにはこのフクピカを積んでおくだけでOK。車内のスペースも有効活用できる。
また、従来品は大型のシート12枚入りだったので、ちょっとだけ使いたいときに大きすぎてもったいない感じがあったが、新製品は半分のサイズになり24枚入りとなっている。「ヘッドライトだけ」「リアウィンドウだけ」「鳥の糞が付いた場所だけ」など、限られた場所だけを拭き上げたいときにも便利になった。
洗車から庭の水やりまで幅広く使える散水ノズル「Gジェッター」
自宅で洗車をしているとき、思いのほか水が勢いよく出てしまい、その跳ね返り水をあびてしまったり、「もう少し狭い幅を狙うために放水を微調整したいなぁ」なんて思ったことはないだろうか?
庭に水を撒くための園芸用放水ノズルの場合、シャワー放水とストレート放水の変更はできるものの、放水の力の微調整や、シャワー放水とストレート放水の中間のような微妙な放水ができないタイプが多い。
そこでソフト99は洗車を徹底研究して、洗車のために散水ノズルを開発したという。最大のポイントは「水流調節機能」と「水形調節機能」をともに“無段階”にした点。
ノズルの先端を回転させることでストレート放水から広範囲の散水までを無段階で調整が可能。ボディ全体に水をかけたり、ホイールアーチの中を狙ったり、ボディの近くで作業するときは水力を弱めたりと、いつでも目的に合った放水と散水が可能になる。
さらに、泡が付いた手でも滑り難い素材を使用しつつ、握りやすさも追及して独自の3Dグリップ形状を開発。また、落としてしまったときにも壊れにくい耐衝撃性と、庭で紫外線を浴び続けても劣化しにくい耐UV(紫外線)性能も備えた頑丈なボディを実現。
もちろん、これで庭の水やりもできるので、今使っているものと直ぐに交換してもまったく問題なしだ。
塗るフィルムがタッチパネルを汚れから守る「パネルクリア」
今のカーナビは画面で操作するタイプが主流のため、どうしてもパネルに指の脂が残ってしまう。角度によっては画面がうっすらと白くなって「あぁ、もう画面が見えない!」という経験をした人も少なくないはず。
新製品の塗るフィルムは、ガラスや樹脂パーツの上に薄いフッ素樹脂とフッ素オイルによる皮膜を形成。指紋が付き難くなるだけでなく、滑りがよくなり触り心地も操作性もアップするもの。油性マジックもサッと落とせるほどの効果を発揮する。
施工方法は簡単で、付属のクリーニングクロスで汚れとホコリなどを落とし、施工用スポンジに薬液を適量とって、施工箇所にムラなく均一に塗り拡げ30分待てば完成。塗りムラがある場合はティッシュでならせばOK。90分で完全に硬化して、しっかりとした皮膜になる。
また、貼るシートとは異なり「曲面」にも皮膜を形成できるのもポイントで、カーナビの画面だけでなく、車内に使われている樹脂パーツで指紋が目立ちやすいピアノブラックのパーツなどにも効果てきめん。皮膜の効果は約1か月保持し、1本の容量は4mLで、9インチのカーナビ約16回分という。
どの商品も、思わず「あぁ、そうそう、こんなのが欲しかった!」と言いたくなるような、かゆい所に手が届く商品ばかりで、発売が待ち遠しいところ。ぜひ“おうち時間”で愛車のメンテナンスなどに活用してほしい。