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ロータス、新型EV「エヴァイヤ」開発で「Type 49」のエンジンサウンドをリミックス

英国の音楽プロデューサー パトリック・パトリキオス氏が開発に参加

2020年3月10日(現地時間)発表

 ロータスは3月10日(現地時間)、新型EV(電気自動車)ハイパーカー「エヴァイヤ」について、英国の音楽プロデューサー パトリック・パトリキオス氏と協力して、さまざまなサウンドを開発していることを明らかにした。

 パトリキオス氏は、ロータスを象徴するレースカーの1つ「Type 49」のエンジンサウンドにインスパイアされた、エヴァイヤの外部ノイズを制作。同氏が制作したエヴァイヤ サウンドスケープを使用して、インジケーターのアクティブ化からシートベルト警告まで、すべてのチャイムやトーンも開発したという。

ロータスを象徴するレースカーの1つ「Type 49」

 パトリキオス氏は「私たちは、エヴァイヤのサウンドスケープをロータスらしく独特、かつロータスだと認識できるように制作したかった。私はへセルの開発チームと一緒にそれがどうあるべきかについて話し合いました。ロータスに本質的に関連する何かがほしかったので、将来の電気自動車のオーディオの案を設定することができました」と語り、Type 49のエンジンサウンドを取り入れたことに、「そのV8には純粋さ、生のエッジ、そして最高の曲のようにわれわれの魂の中で何かをかき立てる感情があります」と話した。

The Sounds of Evija

 この開発プロセスにおいては、レコーディングした「Type 49」のサウンドをパトリックのコンピューターに取り入れることから開始。パトリキオス氏とロータスチームは、音をデジタル操作しているうちに、エンジン音を遅くすることでエヴァイヤのオールエレクトロニック ドライブトレーンによって生成される自然な運転音と同様のサウンドが生成されること発見した。

 パトリキオス氏は「Type49の再生速度とデジタルフィルタリングを調整して、エヴァイヤのサウンドスケープを生成しました。これは非常に有機的なプロセスでした。私たちはみんな、クルマとドライバーの間の感情的なつながりを刺激する何かを望んでいました。音は、感情の創造と形成に関して非常に影響力があり、重要な部分であります。その音とロータスが交わることにより、その繋がりを豊かにします」と語り、「これまでで最も象徴的なロータスレースカーの音が、最新のレースカーのインスピレーションとなっていることを嬉しく思います。そこには美しい対称性があります」とコメントしている。