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アルプスアルパインとAcconeer、「次世代センシング技術」を共同開発。開発品の自動車市場での独占権を保有

2021年中に開発開始、2024年中の量産を予定

2021年3月19日 発表

 アルプスアルパインは3月19日、スウェーデンのレーダーセンサ開発を手掛けるAcconeer ABが特許を持つパルス方式の次世代ミリ波センサの共同開発契約を3月18日に締結したと発表した。

 Acconeerは、最先端の超低消費電力、高精度3Dセンシング技術を強みとしている企業で、自動車の周辺状況把握に革新をもたらすレーダーソリューションの研究開発を積極的に推進。また、Acconeerが開発している超低消費電力な高精度ミリ波センサは、自動車のみならずゲームやバーチャルリアリティ、セキュリティ機器、ロボット制御にいたるまで、さまざまな分野で応用可能とされ、コストパフォーマンスの高いソリューションを目指している。

 今回の契約により自動車、インダストリー、スマートフォンやその他コンシューマ向けの幅広いアプリケーションも視野に入れ開発を進めるとしている。また、今回の契約は、2020年4月に締結・発表したMoU(Memorandum of Understanding)に基づくもので、開発される新製品については、アルプスアルパインが自動車市場での独占権を保有するとしている。なお、2021年中に開発を開始し、2024年中の量産を予定している。