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日産、新開発のパワートレーンを採用した「e.dams」でフォーミュラEの第7戦に参加

2021年5月8日 開催

 日産自動車は5月8日、モナコのストリートサーキットで開催される「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」のシーズン7の第7戦となるモナコe-Prixに日産「e.dams」で参戦する。

 日産はモナコe-Prixのシーズン5で2台のマシンがトップ5入りし、ドライバーのオリバー・ローランド選手が表彰台を獲得。今回サーキットレイアウトに新たなセクションが追加され、総計19ターン、1周3.32kmのコースとなり、タイトでチャレンジングなレース展開が予想される。日産はGen2マシンの性能をさらに向上させるため、ハードウェアとソフトウェアを改良した新開発のパワートレーンを今回のレースから投入する。

 日産のグローバルモータースポーツダイレクターのトマソ・ヴォルペ氏は「今年はコースレイアウトが新しくなりましたが、過去のモナコでの成功体験がチームの自信につながっています。このエキサイティングなコースを新開発したGen2パワートレーンで初めて走ることになるので、最大限のパフォーマンスを引き出すよう集中していきます。新しいパワートレーンには、ロードカーとフォーミュラEプロジェクトの綿密な連携の成果が含まれています」と述べている。

 また、日産e.damsチーム監督であるグレゴリー・ドリオ氏は「2人のドライバーはバレンシアで、刻々と変化する厳しいコースコンディションの中、一貫して速さと決断力を見せてくれました。彼らのチームへの献身を誇りに思います。最新のGen2パワートレーンを導入し、私たちは新たな挑戦を始めます。ブエミとローランドは、これまでのモナコe-Prixでの経験とスキルを活かして、新しいパワートレーンから最大限の力を引き出します」とコメントしている。

シェルのE-Fluidsを使用している日産e.dams

 シェルとのパートナーシップが3シーズン目を迎える日産e.damsは、新開発されたパワートレーンに特注のシェル製フルードを使用することを発表。シェルは日産のパワートレーン開発チームと密に連携しながら、EV用トランスミッションフルードがフォーミュラEのパワートレーン内で発揮する効果を分析し、テストと改良を重ねてきたという。このフルードを使用することで、チームに最大限のパフォーマンスと高い効率を提供することを目指すとしている。

フォーミュラEドライバーのコメント

オリバー・ローランド選手(左)とセバスチャン・ブエミ選手(右)

オリバー・ローランド選手

「バレンシアでは厳しい戦いを強いられましたが、非常にチャレンジングな2つのレースで12ポイントを獲得できたことを誇りに思います。バレンシアではコースコンディションがウェットからドライへと変化し、レース展開を予測することは困難でしたが、才能豊かなドライバーたちの中で、両レースともに上位で走行できたことを嬉しく思います。シーズン5のモナコでは表彰台を獲得しましたが、どのドライバーもここで勝ちたいと思っているはずです。新しい日産フォーミュラEのパワートレーンでレースに出るのが待ち遠しいです」

セバスチャン・ブエミ選手

「モナコは大好きです。過去3回モナコのレースに参戦し、2回優勝しています。しかし、今回は新しいコースレイアウトに新しいGen2パワートレーンで挑むので、成功して当然とは思っていません。チームには集中して取り組むべきことがたくさんあり、エキサイティングなチャレンジになるでしょう。バレンシアでは思うような結果が出せませんでしたが、予選でスーパーポールに進むだけの力がありましたし、どんなコースコンディションでも速かったので、運が悪かったのだろうと考えています。モナコのレースでどんな戦いを見せられるか楽しみです」