ニュース

三菱ふそう、大型送迎バス「エアロスター前扉仕様車」 フラットフロアで快適な車内空間を実現

2021年5月31日 発表

「エアロスター前扉仕様車」(撮影用特別仕様車)

座席数を増やし輸送能力を向上

 三菱ふそうトラック・バスは5月31日、大型送迎バス「エアロスター前扉仕様車」を6月から発売すると発表した。

 前扉仕様車は、企業や学校での通勤・通学、商業施設やホテルでの乗客の送迎といったビジネスシーンで主に利用されるバス。前扉仕様の大型送迎バスはこれまでにも高いニーズが存在していて、今回エアロスターシリーズに新たに前扉仕様車が追加された。

 大型送迎バスの前扉仕様車は中扉をなくすことにより、座席数を増やすことでより多くの乗客を着座で快適に目的地まで送迎できるのがメリット。通常の「エアロスター」ワンステップ車では座席数が最大で34席であったのに対し、前扉仕様車の場合には49席へと増席を実現。

消毒スプレーなどを設置できる脚踏み式スタンドも付属
運転席はアクリルパネルで囲われる

 また、車前輪のタイヤ上に位置するフロントフェンダー以降の客席フロアをフラットに出来るため、車内移動が容易で快適な車内空間を確保できるという。なお、本車両は高速道路など(制限速度が60km/hを超える自動車専用道路)は走行できない。

フロントフェンダー以降の客席フロアがフラットになり車内の移動が容易となった

エアロスター前扉仕様車定員(例)

 座席数:49人、補助席:10人、立席:24人、乗務員:1人=合計74人

座席配置(例)