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横浜ゴム、ニュル24時間レースでヨコハマタイヤを装着したBMW勢が全車完走

2021年6月8日 発表

101号車(クリスチャン・クログネス選手/デイビッド・ピッタード選手/ベン・タック選手/ヨルグ・ミュラー選手)

2021年も悪天候に苦しめられたレース模様に

 横浜ゴムは6月8日、ドイツ北西部のニュルブルクリンクで開催(6月3日~6日(現地時間)された「第49回ニュルブルクリンク24時間レース」で、ヨコハマタイヤを装着するヴァルケンホルスト・モータースポーツから参戦する3台の「BMW M6 GT3」と1台の「BMW M4 GT4」が全車完走を果たしたと発表した。

 ドライコンディションでスタートしたレースは、時を同じくしてコースの一部では降雨となり、その影響でSP9クラスの101号車(クリスチャン・クログネス選手/デイビッド・ピッタード選手/ベン・タック選手/ヨルグ・ミュラー選手)が足をすくわれてマシンをガードレールにヒット。修復のため2周ほどラップダウン。

 次第に雨足はおさまり、一旦は装着したレインタイヤから再びスリックタイヤへ交換して力走を重ねたが、今度は濃い霧が発生。スタートから6時間を経過して、視界不良に伴い赤旗が提示され、決勝レースは2020年に続いて中断。

 その後も視界はなかなか回復せず、夜間は一切走行することがないまま夜が明け、レース再開予定も3回順延され、9時30分を過ぎてようやくコースインしたものの、フォーメーションラップが始まったのは11時40分。正午にレースが再開し、チェッカーまで残り3時間半となりスプリントレース的な展開となった。

 今年も天候に翻弄された大会となったが、101号車はハイペースのラップでポジションを上げ、15位で6日の15時30分にチェッカー。同じくSP9クラスを戦ったチームメイトの102号車(サミ-マティ・トロゲン選手/マリオ-フォン・ボーレン選手/ヤクブ・ギエルマジアック選手/ヨルグ・ミュラー選手(ダブルエントリー)は12位、100号車(ヘンリー・ヴァルケンホルスト選手/フリードリヒ-フォン・ボーレン選手/ヨルグ・ブリューワー選手/アンドレアス・ツィーグラー選手)は24位というリザルト。また、SP10クラスに出場したBMW M4 GT4 の74号車(キャメロン・エバンス選手/ランス・ボチェッリ選手/デイビッド・ティレニウス選手/チャーリー・ボスティン選手)は5位でフィニッシュ。

 このほかのチームでは、ATクラスでバイオエタノール燃料で走る「ダッジ・バイパー」の13号車が3位、SP4クラスの325号車「BMW 325i e90」はクラス優勝を果たしている。

ヴァルケンホルスト・モータースポーツの集合写真