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ヤマハ、新型コロナワクチンの職域接種開始

2021年6月21日 発売

 ヤマハ発動機は6月21日、新型コロナウイルスワクチンの職域接種に関する政府方針を受けて、6月29日に社内での接種を開始すると発表した。

 ワクチン接種は、政府より提供される米国モデルナ製ワクチンを使用。本社の労働会館、浜北工場の厚生棟(6月30日開始)で実施され、対象者は同社に勤務する従業員(正社員・派遣社員・請負会社社員など)の約1万4000人となる。

 同社では休暇対応として、接種後の痛みや体調不良が発生し、当日の就業が困難な場合、以降の就業を免除。また、副反応が出やすいとされる2回目の接種については、そのエビデンスをもとに、接種当日の就業免除に加え、翌日に痛みや体調不良が発生し就業が困難な場合には特別休暇の取得を可能とした。

 それ以上の休暇を必要とする場合は、2021年新設の「ライフサポート休暇(有給)」の適応範囲を拡大して対応。職域接種のみならず、今後、自治体で接種した場合も同様の扱いとするとしている。

 同社では、これまで新型コロナウイルス感染症の感染拡大にあたり、顧客、取引先、従業員とその家族の安全・健康を第一に、感染拡大の防止に向け、テレワークの推進など積極的に対応を進めてきたといい、今回の職域接種は、従業員の安全・健康に働ける環境を整えるとともに、地域の接種負担軽減に協力できる取り組みと位置付け、速やかに実施していくとしている。