ハイブリッドモデルと同時に2022年に登場予定
本田技研工業は6月24日、新型「シビック TYPE R」とハイブリッドモデルの新型「シビック e：HEV」が、2022年に登場する予定だと明かした。
この情報は、新型「シビック ハッチバック」の公開前に行なわれたメディア向けの事前説明会で配られた資料の後半に、ハイブリッドモデルの「e：HEV」とともに「TYPE R」が2022年登場予定と記されていたもので、新型シビックの開発責任者である佐藤洋介氏も「ホンダのシビックの名にふさわしいダイナミック性能を兼ね備えたe：HEVとTYPE Rが2022年に登場予定である」と明言した。
本田技研工業株式会社 四輪事業本部 ものづくりセンター 佐藤洋介氏がプレゼンテーションの中でTYPE Rの登場予定を発表した 左から新型シビック「EX」「LX」「LX（純正アクセサリー装着車）」。2022年登場予定の「e：HEV」と「TYPE R」はどんな姿に仕上げられるのだろう すでにアメリカでは新型「シビック セダン」が発表されていて、「LX」「スポーツ（Sport）」「EX」「ツーリング（Touring）」の4グレードが設定され、エンジンは2.0リッターNA（自然吸気）と1.5リッターターボの2種類が設定されていることは公開済み。
ホンダ、新型「シビック（11代目）」セダンタイプを正式発表
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1322300.html
TYPE Rではアメリカのセダンに搭載している自然吸気の2.0リッターエンジンをベースに、ターボを付けてくるのかが気になるところ。また、ハイブリッドモデルに関しては、すでに同じ1.5リッターのインサイトがe：HEVを搭載しているので、その技術が活かされるのだろうか。
ほかにもTYPE Rには、スポーツ性能を極限まで高めるためにさまざまな高性能パーツが予想される。先代のTYPE Rには専用のサスペンション、ブレーキ、エアロをはじめ、リミテッドエディションにはBBSの鍛造ホイールも装着されるなど、性能を追求するために一切の妥協がないのが特徴。7代目のTYPE Rも期待せずにはいられない。
先代のタイプRリミテッドエディション用に製造されたBBSの鍛造ホイール 台数限定生産の場合はシリアルプレートなども予想される 歴代のTYPE Rはシフトノブの形状にもこだわってきた 歴代シビック性能一覧（一部抜粋）
6代目（2017年7月～2019年12月）に搭載されたエンジンは、直列4気筒2.0リッター DOHC i-VTECターボ（K20C）＋PGM-FIで最高出力235kW（320PS）/6500rpm、最大トルク400Nm（40.8kgfm）/2500-4500rpmを発生。タイヤサイズは245/30ZR20 90Y。ボディサイズは4560×1875×1435mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2700mm。車両重量は1390kg 5代目（2015年10月～2016年3月）に搭載されたエンジンは、直列4気筒2.0リッター DOHC i-VTECターボ（K20C）＋PGM-FIで最高出力228kW（310PS）/6500rpm、最大トルク400Nm（40.8kgfm）/2500rpm-4500rpmを発生。タイヤサイズは235/35ZR19 91Y。ボディサイズは4390×1880×1460mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2600mm。車両重量は1380kg 4代目（2009年11月～2012年6月）に搭載されたエンジンは、直列4気筒2.0リッター DOHC i-VTEC（K20A）＋PGM-FIで最高出力148kW（201PS）/7800rpm、最大トルク193Nm（19.7kgfm）/5600rpmを発生。タイヤサイズは225/40R18 88Y。ボディサイズは4270×1785×1445mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2635mm。車両重量は1320kg 3代目（2007年3月～2011年3月）に搭載されたエンジンは、直列4気筒2.0リッター DOHC i-VTEC（K20A）＋PGM-FIで最高出力165kW（225PS）/8000rpm、最大トルク215Nm（21.9kgfm）/6100rpmを発生。タイヤサイズは225/40R18 88Y。ボディサイズは4540×1770×1430mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2700mm。車両重量は1260kg 2代目（2001年10月～2005年8月）に搭載されたエンジンは、直列4気筒2.0リッター DOHC i-VTEC（K20A）＋PGM-FIで最高出力158kW（215PS）/8000rpm、最大トルク202Nm（20.6kgfm）/7000rpmを発生。タイヤサイズは205/45R17 84W。ボディサイズは4135×1695×1430mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2570mm。車両重量は1190kg 初代（1997年8月～2001年9月）に搭載されたエンジンは、直列4気筒1.6リッター DOHC VTEC（B16B）＋PGM-FIで最高出力185PS/8200rpm、最大トルク16.3kgfm/7500rpmを発生。タイヤサイズは195/55R15 84V。ボディサイズは4180×1695×1360mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2620mm。車両重量は1050kg なお、ホンダのWebサイトには、過去に販売していたクルマのページも残されており、「歴代シビック TYPE R」の情報も確認することができる。
