アルプスアルパインと東海理化、次世代HMI「静電ディスプレイパネル」を共同開発

より安全で快適な移動の実現に向けて共同開発を加速

　アルプスアルパインと東海理化は6月24日、カーナビゲーションシステムやヒータコントロールスイッチなど、各種提示情報の直感的な操作を可能とし、安全で快適な移動に貢献する次世代HMI（ヒューマン マシン インターフェース）製品「静電ディスプレイパネル」を共同開発したと発表した。

　東海理化とアルプスアルパインは、CASE（Connected、Autonomous、Shared＆Services、Electric）やMaaS（Mobility as a Service）に伴いニーズの高まる安心・快適な移動空間の提供に対応するため、2020年10月よりそれぞれが持つ技術・製品力を活かした次世代HMI関連製品を中心とする製品開発に共同で取り組んでいる。

　今回2社が共同で開発した「静電ディスプレイパネル」は、ホバー＆ジェスチャー操作を可能とした入出力ディスプレイと振動フィードバック技術を搭載したタッチ操作部から成る、表示・操作用の次世代HMI製品。

　両社がタッチパッドなどで培ってきた静電容量検出技術や振動による触感フィードバック技術などを活かすことで、直感的な操作性を実現。運転中でも安心・確実で使いやすく、ドライバーの画面注視を最小限に抑え、安心・安全な移動に貢献する。また、シンプルかつ高級感のあるデザインで、快適な車室内空間も演出可能としている。