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ホンダ、北米地域のEV第1弾は「プロローグ」と車名公表 量販SUVも2024年に発売するEV計画発表

2021年6月28日(現地時間) 発表

 本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは6月28日(現地時間)、北米地域における将来のEV(電気自動車)投入計画を公表。その中で、ホンダブランドから2024年初めに発売予定のEVの名称が「PROLOGUE(プロローグ)」となることが明らかとなった。

 同社では、2024年初めに北米におけるEV量販モデルラインアップの第1弾として、ホンダブランドからSUV「プロローグ」を発売、2024年中には、AcuraブランドからもEVのSUVを発表。いずれのモデルも、GM(ゼネラルモーターズ)の「アルティウム」バッテリを採用した両社共同開発のモデルという。

 さらに、今回発表した2つのモデルに加えて、今後ホンダが開発を主導する新EVプラットフォーム「e:Architecture」を採用したモデルを2020年代後半に投入予定であることを明らかにした。

 アメリカン・ホンダモーター上級副社長、デイブ・ガードナー氏は「ホンダが電動化に向けた舵を切るための最初の量販EVとなる新型SUV、プロローグは、その名のとおり、カーボンニュートラルの実現に向けた先駆けとなる重要なモデルです。このプロローグを、ホンダならではの優れた機能性と実用性を備えた、魅力的な製品としてお客さまにお届けします」とコメント。

 同社では、2021年4月の三部敏宏社長就任会見のとおり、2050年にホンダが関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルを実現するため、北米地域においても、2040年までにEV・FCEV(燃料電池車)の四輪販売比率100%を目指すとしている。