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ミシュラン、電動化に対応する「e・PRIMACY」発表 転がり抵抗性能「AAA」の低燃費性能を実現

2021年8月3日 順次発売

オープンプライス

電動車向け低燃費タイヤ「eプライマシー」

ミシュラン史上最高の低燃費性能で環境にも配慮

 日本ミシュランタイヤは、プレミアムコンフォートタイヤのプライマシー(PRIMACY)シリーズに「e・PRIMACY(イー プライマシー)」を新たに追加して8月3日から順次発売する。サイズは165/65R15 81T~175/55R20 89Qの計27サイズで、価格はオープンプライス。

 新製品のイー プライマシーは、プライマシーシリーズに追加される新しいモデルで、プレミアムコンフォートタイヤに求められる静粛性に優れた上質で快適な乗り心地はもちろん、ドライおよびウェット路面での安定したグリップがもたらす安全性、さらに優れた環境性能を追加。

 ミシュラン史上最高の低燃費性能を備え、タイヤの摩耗が進行しても性能の急激な劣化を抑制する性能維持力や優れた耐摩耗性と相まって、使用開始から履き替えるまで、長期にわたり高い安全性と環境性能を発揮。それにより、このタイヤを装着したユーザーは、原材料使用量や廃棄タイヤの抑制、CO2排出量の削減などに寄与できるとしている。

イー プライマシーの特徴

 新たに開発した高弾性ゴム「エナジー パッシブ コンパウンド」を採用したことで、シリカとのカップリングを改善。ゴムの変形によるエネルギーロスを抑えることで転がり抵抗を低減した。さらに、スチールベルトに強度と軽さを併せ持つ新素材を採用した「スリムベルト」を内蔵し、耐久性を犠牲にすることなく内部構造の薄型化を実現したことでも転がり抵抗を低減したことで、同シリーズの「プライマシー4」と比べて転がり抵抗低減18.4%を実現。グレーディングシステムで転がり抵抗性能「AAA」を獲得した(27サイズ中22サイズ)。

エナジー パッシブ コンパウンド(イメージ)
スリムベルト(イメージ)
プライマシー 4との転がり抵抗比較

 また、サイレント・リブテクノロジーを採用し、タイヤパターンからの音圧を一定にし、優れた静粛性も両立。電動車のモーター走行時でも快適な運転環境を提供するという。さらに内部構造を最適化。トレッド面のより均一な接地圧分布を実現させ、加速時やブレーキング時、コーナリング時でも接地面が安定して偏摩耗を抑制する「マックスタッチ コンストラクション」を採用。タイヤが摩耗しても溝がしっかり残る「U字グルーブ」も取り入れたことで、摩耗による急激な排水性能の低減を防ぎ、安心感が長く続く性能を向上させている。

マックスタッチ コンストラクション(イメージ)
U字グルーブ(イメージ)
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