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日本ミシュランタイヤ新代表取締役社長に須藤元氏が就任 初めての日本人社長

2021年4月1日 発表

代表取締役社長に就任した須藤元氏

初めて日本人が社長に就任

 日本ミシュランタイヤは、4月1日付けでB2C事業部 専務執行役員の須藤元(すどう げん)氏を代表取締役社長とする人事を発表した。

 2015年から5年半にわたり同職を務めたポール・ぺリニオ氏は、東アジア・オセアニア地域(中国除く)のB2C営業責任者となる。ぺリニオ氏はタイに転任し、日本を含むより広範エリアの乗用車・商用車・2輪営業部を統括する。

 須藤氏は日本ミシュランタイヤ発足以来、初めての日本人社長。1999年に入社後、2回の中国赴任でアジリティ(機敏性)を経験し、海外の業界事情にも精通。ミシュラングループが掲げる顧客中心主義や地球・人・利益の持続可能性に貢献する精神を礎に「2050年までにタイヤをすべて持続可能にする」というグループの取り組みを引き継ぎ推進していくとしている。

新代表取締役社長 須藤元氏のコメント

 自動車・タイヤ業界が大転換期を迎えている今、日本ミシュランタイヤの舵取りを担うことに重責と大きなやりがいを感じています。ミシュラングループがお約束している「100%持続可能なタイヤおよびソリューションの実現」を日本でも促進するほか、日本のお客さまが真に求め、喜んでいただけるサービスをタイヤを超えて大胆に練っていきます。そのために、お客さま、社会、社員のことばを真摯に傾聴し、チームで考え抜き、本当に時代に即した進化を見極めて戦略を策定・実行してまいります。変化には不安が伴うものですが、私はこれを大きなチャンスと捉えています。社員一人一人が明確な意思と目的を携え、パートナーの皆さまや社会に貢献する企業になるよう日々挑戦を続けてまいります。皆さまのご指導・ご鞭撻を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

新代表取締役社長 須藤元氏プロフィール

生年月日:1971年6月10日
学歴:1994年 室蘭工業大学 電気電子工学科 卒業
職歴:
1999年3月 日本ミシュランタイヤ株式会社入社
2002年10月 中国ミシュランタイヤ、直需タイヤセールスマネージャー
2008年1月 日本へ帰任、直需タイヤビジネスビジネスアナリスト
2010年1月 直需タイヤ名古屋セールスマネージャー
2011年10月 直需タイヤ名古屋オフィスマネージャー
2015年1月 直需タイヤ東京兼名古屋オフィスマネージャー
2016年4月 中国ミシュランタイヤへ赴任、副総監、直需セールスダイレクター
2020年8月 日本ミシュランタイヤ株式会社 B2C事業部(乗用車、商用車、2輪)専務執行役員
2021年 4月 日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長 就任(現職)
趣味:ゴルフ
座右の銘:“疾風知勁草”「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」

ポール・ぺリニオ氏の功績

 ぺリニオ氏は、1995年に日本ミシュランタイヤへ入社。フランスや英国、アイルランドなどのミシュラン要職を経て日本でも主要な営業・マーケティング職を歴任し、2015年11月に日本ミシュランタイヤの代表取締役社長に就任。在職中はミシュラングループが掲げる顧客中心主義を実践するため、可能な限り顧客の元に足を運び、日本の市場・顧客に満足してもらうためのサービスの実践を徹底。また、持続可能な未来の実現のため、地球・人・利益の「三方よし」の実現に向け、社内改革をリードし続けたという。