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ミシュラン、エールフランスと10年間の独占タイヤサプライヤー契約を締結

全航空機にミシュランタイヤを装着。さらに持続可能なソリューションなども共同で開発

2021年2月9日 発表

ミシュランの航空機用タイヤ

 日本ミシュランタイヤは2月9日、フランス本国のミシュランがエールフランス航空と今後10年間の独占タイヤサプライヤー契約を締結したと発表した。両社はタイヤ供給だけでなく、CO2排出量削減、デジタルサービス拡大など、航空業界の持続可能な発展のために協業体制の強化を目指す。

 この契約により2030年までの10年間、エールフランスの全航空機に、タイヤ寸法の増大を限りなくゼロに近づけるミシュラン独自の「ニア ゼロ グロース(Near Zero Growth)」技術を採用し、窒素充填時のタイヤ膨張が抑えられ、優れた耐久性と耐損傷性を発揮する航空機用ラジアルタイヤ「ミシュラン エア エックス(MICHELIN Air X)」など、最新の新品タイヤおよびリトレッド(更生)タイヤが装備される。

エールフランスの航空機

 ミシュランは以前からヨーロッパの研究事業に積極的に参加。タイヤと関連システムの軽量化、フライト時の燃料消費量の削減およびCO2排出量削減のための画期的な技術の開発にも取り組んでいて、さらにミシュランとエールフランスは、航空業界向けの持続可能なサービスとソリューションを開発するため、パートナーシップを拡大。両社はこれまでも常に共通のDNAである“安全と製品性能のためのイノベーション”を共有しているが、今後も引き続き協力してCO2排出量削減に取り組むとしている。

 また、デジタルやその他の分野にもパートナーシップを拡大。ミシュランは革新的なリサイクル技術、高性能でエコロジカルな樹脂の開発、3Dメタルやプラスチック印刷技術など、さらに野心的なソリューションを提供。ミシュランの昨今の事業分野拡大により、パートナーシップ事業の対象範囲の拡大が可能になったという。

ミシュラン航空事業部ダイレクター、マウロ・スポンザ氏

 ミシュラン航空事業部ダイレクター、マウロ・スポンザ氏は「今後10年間の独占タイヤサプライヤーに選ばれ、エールフランスから信頼を寄せられていること大変光栄に思います。この契約により、全航空機に高性能タイヤが装備されます。ミシュランタイヤは、繰り返される着陸や極限状態でも高い安全性を保証しており、特に新世代の航空機に最適です。軽量なので燃料を大幅に節約でき、航空の持続可能性をさらに高めることができます。このパートナーシップで、タイヤの供給を超えて両社の新しい成長分野の探求も可能となります」と述べている。

エールフランスEVPエンジニアリング&メンテナンス責任者 Gery Mortreux氏

 エールフランスのEVPエンジニアリング&メンテナンス責任者Gery Mortreux氏は
「ミシュランは単なるサプライヤーではなく、エールフランスの長年のパートナーです。航空機にフランス製のタイヤを装備し、コラボレーションを新イノベーション分野に拡大できることを嬉しく思います。今回の提携により、エールフランスが現在重点的に取り組んでいる環境フットプリントの削減プロジェクトがさらに加速することが期待されます」とコメントしている。