TOYO TIRE、ダカールラリー9連覇を目指す「チームランドクルーザー･トヨタオートボデー」にタイヤ供給

9連覇を目指して「ダカールラリー2022」へ挑むランドクルーザーをサポート

　TOYO TIREは7月1日、トヨタ車体が運営するラリーチーム「チームランドクルーザー･トヨタオートボデー」のラリー参戦車両であるトヨタ「ランドクルーザー」に、ピックアップトラック/SUV用オフロードタイヤ「OPEN COUNTRY（オープンカントリー）M/T-R」を供給し、「ダカールラリー2022」「ダカールラリー2023」での挑戦をサポートすると発表した。

　ダカールラリーは、1979年から開催されているクロスカントリーラリー（オフロード耐久ラリー）競技。当初はパリ（フランス）をスタートし、アフリカ大陸サハラ砂漠を縦断、ゴールのダカール（セネガル）を目指したことから、パリ・ダカールラリー、通称「パリダカ」の名称で長く親しまれている。

　現在は舞台を中東サウジアラビアへ移し、世界で最も過酷なモータースポーツ競技のひとつとして、今も多くのドライバーとファンを魅了。2022年1月に開催予定のダカールラリー2022では、コース上の各所に設けられたスペシャルステージ（競技区間）と、その間をつなぐリエゾンセクション（移動区間）の総走行距離約8000kmを約2週間かけて走破し、累積走行タイムで競われる。

　チームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、トヨタグループのトヨタ車体が本ラリーへ参戦する目的で編成した本格的ラリーチームで、ダカールラリーには前身となるトヨタ・チームアラコの活動を引き継いで2005年からエントリーしていて、今年1月の「ダカールラリー2021」では、市販車部門8連覇を達成。

　TOYO TIREは世界各地で開催される過酷なオフロードレースに参加するチームや選手にタイヤサポートを行なっていて、ダカールラリー2022では砂漠などの過酷な路面状況における走行で積み重ねてきた同チームの経験と、これまでレースサポートを通じて得たノウハウを反映して開発した「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給して、9度目の市販車部門優勝を目指す同チームをサポートする。

OPEN COUNTRYシリーズは、SUVをターゲットとしたTOYO TIRESの主力ブランド。国際的なレースで装着車両が数々の優秀な成績を修めるなど、耐久性や耐外傷性を高次元で両立。また、最近はアウトドアやファッション志向のユーザーの間で、タイヤ側面の商品名とブランドロゴを白文字で立体的に表記した「ホワイトレター」が好評という

チームランドクルーザー･トヨタオートボデー概要

　トヨタ車体が開発・生産を担うトヨタのランドクルーザーで、ダカールラリーへ参戦するために編成されたラリーチーム。チーム代表、監督、ドライバーは自社の社員で担っている。1995年に前身であるトヨタ・チームアラコ時代に、ランドクルーザー（80系）でパリ・ダカールラリーに初出場して以来、T2市販車部門で本ラリーへ参戦を続け、ダカールラリー2021で現在同部門8連覇を達成。

今回の契約締結に関する関係者のコメント

チームランドクルーザー･トヨタオートボデー 監督 角谷氏

　TOYO TIRE様のラリーにかける熱意は、チームの勝利を後押しするものと確信しています。ダカールラリーを戦うことは容易ではありませんが、オフロードレースで実績のあるTOYO TIRE様がパートナーとしてチームの一員になることを心強く感じています。