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デンソーテン、小規模事業者向けにタブレット端末に機能を集約した新世代タクシー支援システム

2021年7月13日 発表

「どこでも配車機能」イメージ

タブレット端末から配車ができる「どこでも配車機能」搭載

 デンソーテンは7月13日、小規模のタクシー事業者向けにタブレット端末から配車ができる「どこでも配車機能」を搭載した新世代タクシー支援システムの新モデル「Type-C」を2021年夏に発売すると発表した。

 このシステムは、タブレット端末に機能を集約し、クラウド型Webサービスを活用した新モデルで、タクシーアプリ「S.RIDE(エスライド)」に標準対応。簡単、安心、シンプルな運用と低コストを実現した。

 タブレット端末から配車ができるどこでも配車機能は、利用希望者からの注文電話を直接タブレット端末で受信し、配車処理ができるというもの。深夜などの閑散時間帯にコールセンターにオペレーターが不在でも、タクシー車両や自宅など、タブレット端末があればどこからでも簡易的な配車業務を可能とした。

 MaaSという大きな潮流の中で、タクシー業界はスマートフォン配車アプリやネット決済、事前確定運賃などさまざまな新サービスへの対応が進む一方で、経営の効率化も求められているという。今回発表したタブレット端末と汎用PCで利用できるクラウド型Webサービスを活用することで、従来のような専用機器を用いたシステムを構築する必要がないため、システム導入時のコスト削減につながるとしている。

 また、市場のニーズに応えるため、タブレット端末の活用法を追求して新機能を追加することで、コロナ禍におけるニューノーマル時代のフレキシブルな働き方につながるとして、より多くの事業者のビジネスに貢献していくとした。