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トヨタ子会社のウーブン・プラネット・ホールディングス、米国Lyftの自動運転部門「Level 5」の買収完了

2021年7月20日 発表

 トヨタ自動車の子会社であるウーブン・プラネット・ホールディングスは7月20日、4月に発表していた米国配車サービス会社Lyft(リフト)の自動運転部門であるLevel 5(レベル5)の買収を完了したと発表した。

 今回の買収完了は、対米外国投資委員会(CFIUS)による審査完了を受けて公表するもの。モビリティの革新や自動運転、ロボティクス、スマートシティ領域への投資を進めるウーブン・プラネットにとって、初めての買収案件となる。

 今回の買収完了により、ウーブン・プラネットは、テクノロジー、人材、およびグローバルな開発拠点を強化。具体的には、レベル5が有するシリコンバレー、ロンドンにおけるオフィスおよび事業を直ちに継承し、300人以上の優秀なエンジニア、研究者、モビリティの専門家から成るチームを迎え入れるとともに、リフトのセンシング、コンピューティング、ソフトウェア資産、およびレベル5の自動運転システムに関する戦略的能力を獲得することとなる。

 ウーブン・プラネット 代表取締役 CEOのジェームス・カフナー氏は、「レベル5とのパートナーシップは、ウーブン・プラネット初の大型買収案件であり、当社の将来にとって重要な投資となります。また、すべての人に移動の自由を届けるための能力を強化し、モビリティ変革の最前線において必要となるリソース、人、テクノロジーを獲得します。世界トップクラスのテクノロジーと専門性を持つレベル5、卓越したソフトウェアに関する知見を持つウーブン・プラネット、および先進的な研究成果を持つトヨタ・リサーチ・インスティテュートが協働することにより、高い専門性で業界をリードしていきます。私たちは、この買収の完了により、ウーブン・プラネットのビジョンである『Mobility to Love, Safety to Live』を実現するための『ドリームチーム』ができあがることを楽しみにしています」とコメントしている。