ファルケン、新たな空気漏れ防止技術“コアシール”を搭載した「ユーロオールシーズン AS210」

安全性向上と燃費向上の両立を実現

　住友ゴム工業は7月21日、タイヤトレッド部の損傷による空気漏れを防ぐシーラントタイヤテクノロジー「コアシール（CORESEAL）」を採用した第1弾商品となるFALKEN（ファルケン）「EUROALL SEASON AS210（ユーロオールシーズン エーエスニーイチゼロ）」をドイツで発売した。サイズは235/55R18 104V XL、225/50R17 98V XLの2種類。

　コアシールとは、トレッド部の裏側にシーラント剤（粘着性・粘度のある特殊材料）を塗布する技術で、トレッド部の裏側まで貫通する損傷が発生した場合、塗布されているシーラント剤が穴を塞いで空気漏れを防ぎ、タイヤの空気圧を維持したまま走行が可能となり、安全性の向上と省資源・省エネルギーへの貢献を両立する。

シーラント材を塗布したタイヤ内部

コアシール技術イメージ。塗布されているシーラント剤が穴を塞ぐ

　住友ゴム工業はコアシール以外にも、ランフラットタイヤ技術「DSST（DUNLOP Self-Supporting Technology）」を採用したタイヤの発売や、空気充填を行なう必要のないエアレスタイヤ「ジャイロブレイド（GYROBLADE）」の開発など、スペアレス技術を積極的に開発していて、スペアタイヤを搭載せずに済むため、省資源になるとともに車載重量が減ることで燃費向上にもつながるとしている。