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メルセデス・ベンツの新型「Sクラス」にNSGグループの世界初フル拡張現実ヘッドアップディスプレイ対応ガラス採用

2021年8月2日 発表

 日本板硝子は8月2日、メルセデス・ベンツの新型「Sクラス」に、NSGグループによる世界初のフル拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)対応ガラスが採用されたと発表した。

 同社は、世界初のAR-HUDという先端技術を実現する高画質ディスプレイに対応する複雑なガラスを開発するために、同社独自のアドバンスドプレスベンディング技術(高精度プレス工法)の向上を図った。

 また、フロントガラスにはHUDの機能を補助すべく開発された凍結防止技術も採用。これは熱線を使わずソーラー反射技術でフロントガラスを加熱するもので、見えないヒーティング機能とも言え、フロントガラスに使われることでクルマ全体のソーラー反射が高まり快適な車内を実現するという。

 NSGグループでは、先進的なガラス技術に継続的に投資して運転支援システムの急激な進化とともに高まる顧客のニーズに対応する体制を整えているとし、今後自動車ガラス分野において顧客のさまざまな要請に応えるとしている。