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メルセデス・ベンツ、新型「Sクラス」のインテリアを公開 健康を保つための“ENERGIZING”シートなど採用
約250個のLEDを使ったアンビエント照明で車内を演出
2020年8月15日 08:15
- 2020年8月12日(現地時間) 発表
メルセデス・ベンツは8月12日(現地時間)、9月に世界初公開する新型「Sクラス」のインテリアを公開。健康を保ちながら快適に移動するためのテクノロジーを明らかにした。
新型Sクラスでは、人間工学に基づいて配置されたディスプレイを備えたダッシュボードをはじめとするデザインのほか、乗り心地のよさや騒音レベルを改善。新しいエアフィルターシステムを採用する「ENERGIZING AIR CONTROL」などの快適プログラムによって乗客の健康を守るという。
また、フロントシートとリアシートの居住スペース改善など、Sクラスは常に快適な旅行とリラックスした作業のための場所を提供するモデルであるとし、新世代のインテリアでは完全に自宅と職場の間にある第3の居場所に進化したと自信を示している。
新型Sクラスで実現させたイノベーションとしては、約250個のLEDと光ファイバーによって演出されるアンビエント照明を備え、オプションで提供されるアクティブアンビエント照明の追加機能では、運転支援システムと統合され、赤信号、レーンキーピングアシスト、ブレーキアシストなどで警告を示すとともに、空調システムや音声アシスタントへのフィードバックなどにも活用されるという。
シートの電動調整機能を利用したENERGIZINGシートでは、シートクッションやバックレストの傾きを繰り返し微調整することで、筋肉の自然な緊張と緩和を与えて脊椎の健康を改善して、人体にエネルギー消費を促すという。このENERGIZINGシートでは、特許取得済みのアルゴリズムに基づいて、短距離、中距離、長距離の移動に3つのプログラムが提供される。
インテリアデザインの責任者 Hartmut・Sinkwitz氏は「私たちのSクラスのお客さまは非常に目が肥えています。新しいSクラスでは、まったく新しい贅沢な体験を提供しています。それは、“Sensual Purity(官能的な純度)”の設計哲学と品質と細部へのこだわりへの絶対的な取り組みによって支えられています。デジタルとアナログの間にある贅沢で革命的なインテリア体験を実現させています」などと説明している。