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ベントレー、「フライングスパー マリナー」 究極の4ドアラグジュアリーグランドツアラー
2021年8月17日 13:13
- 2021年8月13日(現地時間) 発表
- 3350万円~3650万円
よりエレガントでより美しい装備が用意されたモデル
ベントレーのビスポーク部門であるベントレーマリナーは8月13日(現地時間)、カリフォルニアで開催されたイベント「モントレー・カー・ウィーク」にて、4ドアラグジュアリー グランドツアラーの新型「フライングスパー マリナー」を発表した。3つのパワートレーンが設定され、価格はV型6気筒ハイブリッドモデルとV型8気筒モデルは3350万円、W型12気筒モデルは3650万円。日本でのデリバリーは2022年第二四半期を予定している。
今回発表された新型フライングスパー マリナーは、ベントレーマリナーが手掛け、英国内でデザイン、エンジニアリング、ハンドクラフトされたベントレーシリーズのフラッグシップとしての地位を与えられ、よりエレガントなディテールを求めるユーザーの要望に応えるモデル。
数々の美しい専用装備が用意され、マリナー専用の22インチホイールはグレー塗装のポリッシュ仕上げで、タイヤが回転しても角度が変わらないセルフレベリングホイールキャップ付き。また、「ダブルダイヤモンド」のフロントグリルとクロームフロントロアグリルに、マリナーブランド入りビスポークウイングベントとサテンシルバー塗装のミラーキャップを装備。アイコニックなベントレーのフライングBは、電動格納式でイルミネーションも内蔵。さらに、ジュエルフューエルキャップとオイルキャップも装備する。
インテリアでは、イルミネーション付きのアウタートレッドプレートと深みのあるパイルのマリナー オーバーマットを装備。キャビンは3色の組み合わせを全8種類の中から選択可能とし、手縫いのシートにはアクセントカラーによるパイピングと「MULLINER(マリナー)」の刺繍が施される。
インテリアカラーの例として「アスコット」では、インストルメントパネル、ドアトリム、ヘッドライニングをインペリアルブルーのレザーでまとめ、シートはスタイルを強調するライトタンのキャメルという色のレザーを採用。ホワイトのマイクロパイピングとマリナーの刺繍が入る。アクセントラインは個性的なマリナーのインテリアに3つ目の色をプラスしている。この他にもホットスパー&ベルーガの「フレア」や、リネン&ブルネルの「シリウス」といったカラーコンビネーションがあり、こちらはシルバーをアクセントカラーとしている。
マリナードライビングスペシフィケーションを標準装備とし、「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のキルティングシートを採用、ドアの内張は立体的に仕上げられている。コントラストの効いたシートのパイピングは、センターコンソールから、インストルメントパネルまわり、ドアのウエストレールの下まで乗員を囲むアクセントとマッチさせ、ベントレーの「B」をかたどったクロームインレイを際立たせている。このダイヤモンド・イン・ダイヤモンドのインテリアキルティングは、完成までに18か月かかり、各ダイヤモンド型には712個のステッチが入り、そのすべてを菱形の中心に向かわせているという。
ダッシュボードのセンターにはクロームのブルズアイベントと共に、ブラッシュシルバーのマリナークロックを配置。運転席のLEDインストルメントパネルは、クラシックなベントレーのテーマを引継ぎながら、スタイリッシュな新しい限定マリナーグラフィックが追加され、ベントレーローテーションディスプレイ、スポーツペダル、ヒーター付きデュオトーン3スポークステアリングホイール、パノラマ式サンルーフなども装備される。
前席の背もたれ裏側にはマリナー独自の電動式ピクニックテーブルを収納していて、ボタンを1回押すだけで展開。オーバーレイが独特なウッド製テーブルは、下ろすと自動的に水平になり、レザートリムの表面には筆記具などを収納できる凹みを用意。ボタンを押し続けると、テーブルはゆっくりと元の位置に収納される。
フライングスパー マリナー購入者には、選択したキャビンの3色とお揃いのマリナー特製プレゼンテーションボックスに入れられた革巻きのキー1個と、インテリアカラーにマッチしたコントラストステッチが施されたケースに入れられたキー2個が渡されるという。