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新型「アクア」にトヨタ紡織の「格納型トノカバー」など新開発部品採用

2021年8月19日 発表

トヨタ紡織が開発したリアシートバック格納型トノカバー

細かい配慮でユーザーの利便性を向上

 トヨタ紡織は8月19日、トヨタの新型コンパクトカー「アクア」に新たに開発したシートや内装品などが採用されていることを発表した。

 車室内の後部座席とラゲッジルームを隔離しつつ、ラゲッジルームの荷物を目隠しできる「リアシートバック格納型トノカバー」は、これまで背が高い荷物をラゲッジルームに載せる際は取り外して使用することが多かったが、今回リアシートバック裏に収納スペースを設けることで、トノカバーの置き場所に困ることなく、荷物をラゲッジルームへスムーズに積載できるようになり利便性を向上させた。

 格納型トノカバーは、片側をリアシート裏側とデッキサイドトリムの間に差し込み、反対側の凹み部分を使って、シャフトをかわしつつ、下に落として差し込むことで収納できる。なお、リアシートバック格納型トノカバーは全グレードにディーラーオプション設定となっている。

格納型トノカバーの収納方法

 また、GとXグレードのメーカーパッケージオプション設定となっている「運転席イージーリターン機能」は、運転席の足下スライドレバーで好みのシートポジションを記憶させられ、乗車の際はシート横のメモリーレバーを操作することで、前回記憶させた位置へ簡単に復帰できる機能。特に小柄なユーザーで、乗車するたびにシートをスライドさせて位置調整している人に便利な機構で、2020年2月に発売されたトヨタ「ヤリス」に続き、新型車アクアにも搭載された。

ハイブリッドシステム用モーターコア

 さらに、独自の高精度・高速プレス加工技術で、ハイブリッドシステム用モーターコアの生産を担当したほか、ドアトリム、天井、エアクリーナー、キャビンエアフィルター、オイルフィルターなども採用されているという。

新型アクア