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アキュラブランドで復活する新型「インテグラ」 米国サイトで歴代モデルを振り返るコンテンツ公開

2021年8月13日(現地時間) 公開

1986年のアキュラ「インテグラ」クーペ

 本田技研工業は、米国で展開するアキュラブランドから「インテグラ」の復活を宣言。それに合わせて、米国のアキュラブランド公式Webサイトでは、歴代インテグラの歴史を振り返るコンテンツを公開している。

 米国市場における初代「インテグラ」は、アキュラブランドの誕生とともに1986年3月27日に発売された。3ドアと5ドアのハッチバックの2つのバリエーションで展開され、ポップアップヘッドライトのデザインに、直列4気筒DOHC 1.6リッターエンジン(B16)や5速MTなどを備える、FFスポーツコンパクトとして展開された。

 そして、第2世代インテグラとして3ドアハッチバックと4ドアセダンが1990年にデビュー、1990年~1993年の期間販売された。第3世代のインテグラは1993年秋にデビューして1994年~2001年の期間販売。3ドアハッチバックのみとなった第4世代のインテグラについは、「RSX」ネームプレートで2002年~2006年の期間販売されたことなどを紹介している。

 最終型インテグラとなるRSX タイプSについては、最高出力210HPを発生する直列4気筒DOHC16バルブ 2.0リッターの「i-VTEC」エンジンを搭載、トランスミッションは6速MTを組み合わせるパフォーマンスモデルであったことを紹介している。

歴代タイプSモデル

 また、インテグラの復活を宣言する一方で、現在アキュラブランドでは「タイプS」モデルの展開に取り組んでいて、「TLX」2021年モデルに「タイプS」モデルを復活させ、SUVモデル「MDX」2022年モデルに「タイプS」を設定することをアナウンス。それに合わせて、歴代の「タイプS」モデル、アキュラ「CL」(2001-2003)、「TL」(2002-2003)、「RSX」(2002-2006)、「TL」(2007-2008)を振り返るコンテンツも公開して、アキュラブランドは、パフォーマンスモデルをラインアップするブランドであることを強調している。

米国市場において第4世代のインテグラとなる「RSX」のタイプSモデル
Acura Type S – Origin Story

 こうしたアキュラブランドの新たな方向性において登場する新型インテグラに関する情報は、現時点でティザー写真の1枚と「新しいコンパクトプレミアムに参入する」というリリースの文章のみ。コンパクトプレミアムへ参入するというリリースの文章を信じると、車名の復活だけではないニューモデルの登場と予想できる。

 アキュラの現行ラインアップを見てみると、セダンモデルでは、プレミアムスポーツコンパクトセダンの「ILX」、プレミアムスポーツセダンの「TLX」、SUVモデルでは、プレミアムスポーツクロスオーバーの「RDX」、プレミアムパフォーマンスSUVの「MDX」、スーパースポーツモデル「NSX TYPE S」をラインアップする。

 新型インテグラはどのポジションで復活を果たすのか? いずれにしてもアキュラブランドについては「Precision Crafted Performance」を掲げるブランドとして展開されており、新型「インテグラ」についても、アキュラブランドに相応しいモデルとして復活することが期待される。