ブリヂストン、欧州でEV用充電スタンドを手掛ける「EVBox」とパートナーシップを締結

今後5年間で約3500基の充電スタンドを設置

　ブリヂストンは9月10日、欧州のグループ会社であるブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエー（BSEMIA）が、EV（電気自動車）充電ソリューションのリーディングカンパニーであるEVBoxおよび、そのパートナーであるTSGグループと長期パートナーシップを締結し、欧州にてブリヂストングループの小売・ソリューション網を活用し、EV用充電ネットワークの拡充を図ると発表した。

　EVBoxは2010年に設立され、欧州と北米を拠点としてEV充電ソリューションを提供している企業。今回のパートナーシップ締結によりBSEMIAが保有する小売・ソリューションネットワーク拠点に今後5年間で約3500基の充電スタンドを新たに設置するという。

　EVユーザーはBSEMIAの充電スタンドとEVBoxグループが提供する公共の13万か所以上の充電スタンドに、共通の専用カードまたはモバイルアプリを介してスムーズにアクセスすることが可能となる。また、充電スタンドの設置およびメンテナンスはEVBoxグループのパートナーであるTSGが担う。

　ブリヂストングループは欧州にて、サスティナビリティやモビリティの進化に対応するEV向けプレミアムタイヤや、EVに特化したモビリティソリューションの開発・提供を推進。今回のEVBoxグループとのパートナーシップ締結により、EV用充電ソリューションが小売・ソリューションネットワークに加わることで、包括的に幅広くサービスを提供できるようになるとしている。