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ブリヂストン、ゴムやタイヤの技術を応用して「東京2020パラリンピック」の参加選手をサポート
2021年8月25日 15:42
- 2021年8月24日 発表
インクルーシブな共生社会の実現も支援
ブリヂストンは8月24日、東京2020パラリンピック(8月24日~9月5日開催)のワールドワイドパートナーとして「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、夢を追いかけるアスリートの挑戦と安心・安全な大会運営をサポートすると発表した。
ブリヂストンは「CHASE YOUR DREAM」をメッセージとして、さまざまな活動を通じて、世界最高レベルのアスリートたちの挑戦を支えるだけでなく、さまざまな困難を乗り越えながら夢に向かって挑戦するすべての人の挑戦・旅(Journey)を応援。今回もパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、すべての人がより活き活きと安心して暮らせる社会の実現を目指す企業として、パラリンピックおよびパラスポーツを通じて、パラリンピック・ムーブメントの核をなす、ダイバーシティとインクルージョン、共生社会の実現をサポートしている。
夢に向かって挑戦するアスリートを支援
ブリヂストンは2017年に「チームブリヂストン」を立ち上げ、その活動の輪を世界に拡大。現在では世界中の20以上の地域から、70人以上のアスリート・アンバサダーを任命。東京2020パラリンピックでは田中愛美選手(車いすテニス)、小倉理恵選手(バドミントン)、谷真海選手(トライアスロン)、秦由加子選手(トライアスロン)をはじめ、5か国から13名が出場を予定しているという。
また、ブリヂストンはこれまで培ってきたタイヤや自転車・スポーツ用品に関する技術とイノベーション、それらをベースとしたソリューションを結集し、パラアスリートの課題解決に向けたさまざまなサポートも実施している。
具体的には、トライアスロンの秦由加子選手、谷真海選手がランパートで使用するスポーツ義足用ゴムソールを開発。これまで培ってきたゴムやタイヤの技術を応用したもので、アスファルトや石畳、濡れた路面などさまざまな路面で高いグリップ力を発揮し安心して走ることができるソールを実現。また、摩耗に強く長持ちすることで、交換頻度を低減し、手間の削減、練習時間の確保などにも貢献したという。
そのほかにも、車いすテニスの田中愛美選手が使用する車いすテニス用タイヤを開発。特殊な配合のゴムを使用することで、漕ぎの軽さとグリップ力を両立し、さらに田中選手が好きな赤色タイヤを完成させた。
ブリヂストンは、タイヤ開発で培ってきた材料・構造・シミュレーション技術を活用するだけでなく、自転車やスポーツ用品の計測・解析技術も活用し、個々のアスリートに最適な機材の提案やカスタマイズ、使い方のアドバイスなども実施。また、「アスリートや関係者を支援する技術開発」を行なうコンソーシアムにも参画し、車いす陸上競技用グローブに用いるゴムの開発に携わるなど、さまざまなパートナーと新たな価値の共創にも積極的に取り組んでいるという。