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トヨタ、新型「GR86」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの公式ペースカーに

2021年9月14日(現地時間) 発表

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デイトナ24時間レースなどが開催される国際的なサーキットで採用

 トヨタ自動車は9月14日(現地時間)、新型「GR86」がアメリカのフロリダ州デイトナビーチにある「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(Daytona International Speedway)」の公式ペースカーに採用されたことを発表した。

 ペースカーの役割は、デイトナ24時間レースなどで有名なデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(1周3.81マイル)におけるレーシングカーの先導で、9月16日~19日(現地時間)に開催されるNASAチャンピオンシップでペースカーとして初仕事を行なう。

 赤・白・黒のカスタムグラフィックが施された新型GR86は、25以上の各クラスで約400名のドライバーの先導走行を実施。NASAチャンピオンシップでは、土曜日に2つの予選レースが行なわれ、選手は両レースの完走順位に応じてポイントを獲得。このポイントにより、日曜日に行なわれる決勝のグリッドが決定する。

 トヨタとNASAは2019年に初めて提携し、すべてのGRスープラのオーナーに1年間のNASAメンバーシップを無料提供したほか、サーキットでの1日のレッスンの無料提供も実施している。こういったプログラムは徐々に拡大していて、今後はすべてのGRカーオーナーを対象に開催し、GRカーオーナーはサーキットでインストラクターから精密なドライビングスキルを学ぶことができるという。

 トヨタ・ビークル・マーケティング&コミュニケーションのマイケル・トリップ副社長は「新型GR86が、NASAチャンピオンシップの公式ペースカーに選ばれたことを大変うれしく思います。このクルマはロードコースにぴったりで、全クラスを先導してコースに出る姿を見られるのは素晴らしいことです」と述べている。

 また、NASAの副社長であるJeremey Croiset氏は「トヨタがGR86を、われわれの主要なチャンピオンシップイベントのペースカーとして提供してくれることは、本当に名誉なことです。これ以上完璧なクルマはありませんし、多くの競技者が次のストリートカーやトラックカーとして注目していることでしょう」とコメントしている。