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ヤマハ、WGP参戦60周年を祝う白と赤の記念カラーマシンで「WSBK」「EWC」に参戦

2021年9月17日 発表

WSBK(スーパーバイク世界選手権)仕様のYZF-R1

1961年から参戦して通算517勝を獲得してきたヤマハ

 ヤマハ モーター ヨーロッパは9月16日(現地時間)、ヤマハ発動機のロードレース世界選手権(WGP)参戦60周年を記念し、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第9戦カタルニア大会(スペイン)と、世界耐久選手権(EWC)の第3戦ボルドール24時間耐久レース(フランス)に、白と赤を施した60周年記念カラーの「YZF-R1」で参戦すると発表した。

 ヤマハは1961年のフランスGPからWGP参戦を開始し、1963年に初優勝を達成。その後、バレンティーノ・ロッシ選手、ケニー・ロバーツ選手、ウェイン・レイニー選手、フィル・リード選手、ジャコモ・アゴスティーニ選手など、多くのライダーとともに517勝を獲得。ライダー、コンストラクター、チームのタイトルの合計は82回を数える。また、2021年初旬には、少なくとも2026年までのMotoGP世界選手権参戦を発表している。

EWC(世界耐久選手権)仕様のYZF-R1

 WSBKでは「Pata Yamaha with Brixx WorldSBK」「GRT Yamaha WorldSBK Team」が、レースの最高峰クラスで戦い続けたヤマハの60年間を記念した白と赤の「YZF-R1」を走らせるほか、同日フランスで行なわれるEWCでは「YART Yamaha Official EWC Team」がYZF-R1に同様のカラーリングを採用して出走。さらに、マシンに加えライダーたちが使用する装具などにも特別なカラーリングが施されるほか、スタッフたちも同様に白と赤のチームウエアを着用するとしている。

WSBKに参戦している野左根航汰選手(GRT Yamaha WorldSBK Team)
ギャレット・ガーロフ選手(GRT Yamaha WorldSBK Team)
トプラック・ラズガットリオグル選手(Pata Yamaha WorldSBK Official Team)
アンドレア・ロカテッリ選手(Pata Yamaha WorldSBK Official Team)

 ヤマハ・モーター・ヨーロッパ兼ロード・レーシング・マネージャーのアンドレア・ドソーリ氏は「ヤマハは60年間にわたり、ロードレース世界選手権の中心的存在であり続けました。私たちはこの輝かしい歴史を非常に誇らしく思っています。ヤマハはこれまでに多くのライダーと数々の成功をおさめ、レース活動をレース界の隅々にまで拡大してきました。これらのことを私たちは、とても懐かしく振り返ることができます。白と赤のカラーリングは、すべてがはじまった1961年のフランスGPに挑んだ先人たちに敬意を表するものであり、現在のYZF-R1で再現されるのを楽しみにしています。この場を借りて、ここまで支えてくれたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました」とコメントしている。