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スズキ、スポーツツアラーの新型「GSX-S1000GT」 10月より世界で順次販売

2021年9月22日 発表

新型スポーツツアラー「GSX-S1000GT」

 スズキは9月22日、新型スポーツツアラー「GSX-S1000GT」を10月より世界各国で順次販売を開始すると発表した。

 新型GSX-S1000GTは、フルカウルストリートバイク「GSX-S1000F」を全面改良した、まったく新しいコンセプトのスポーツツアラーと位置付けるモデル。

 欧州仕様の主要諸元としては、最高出力112kW/11000rpm、最大トルク106Nm/9250rpmを発生する水冷4サイクルの直列4気筒DOHC 999cm 3 エンジンを搭載。車両サイズは2140×825×1215mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースが1460mm。燃料タンク容量が19.0Lで、装備重量が226kgと公表されている。

 新型GSX-S1000GTでは、ツーリング性能を高めたスポーツツアラーとして電子制御システムS.I.R.S.や、スズキ初となるスマートフォン連携機能付の大画面フルカラーTFT液晶メーター等を採用して、日常での扱いやすさと長距離のツーリングにおける快適性や高速安定性を追求。スタイリングは、ツアラーらしい堂々とした佇まいのなかにも軽快なスポーツ性能を感じられる、シャープでのびやかなラインを使ったデザインとした。

 搭載される水冷直列4気筒999cm3エンジンは、低速域からでも使いやすいスムーズなトルク特性としながらも、高揚感のある加速性能を実現。軽量で剛性感のあるフレームに搭載することで、日常での扱いやすさとワインディングや高速道路などでの操縦安定性を両立。また、排ガス規制「ユーロ5」に対応(欧州仕様車)しながら、最高出力の向上を実現したという。

 また、長距離ツーリングにおける疲労低減のため、浮動式ハンドルやラバー付きフットレスト、専用グラブバーを採用し、ライダーとタンデムライダーに伝わるバイクからの振動を軽減。加えて、ハンドルバーの幅を広げ、ハンドル位置をライダー側に近づけることで、よりツーリングに適したアップライトなライディングポジションを実現。空力性能を追求したスクリーンや専用設計のシートを採用し、ライダーの快適性を向上させたとしている。

 さらに、新型「GSX-S1000GT」専用開発品を含む豊富な純正用品を用意して、快適性、利便性の向上、バイクのカスタマイズを可能としている。