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ステランティスとサムスン、北米でリチウムイオンバッテリ生産合弁会社を設立

2021年10月22日(現地時間) 発表

 ステランティス(Stellantis NV)とサムスンSDI(Samsung SDI)は10月22日(現地時間)、北米向けのバッテリセルとモジュールを製造する合弁会社を設立するための覚書を締結したと発表。新会社は、2025年の稼働を目標にしており、当初の年間生産能力は23GWhで、将来的には最大40GWhを目指すとしている。

 ステランティスでは現在、EV用バッテリの年間生産能力を確保する計画を進めており、新たなバッテリ工場では、PHEV(プラグインハイブリッド車)からステランティスファミリーのブランドで販売されるBEV(バッテリ電気自動車)に至るまでの次世代電気自動車に搭載するために、米国、カナダ、メキシコのステランティス組立工場へ供給するとしている。新施設の場所は現在検討中で、詳細は後日発表される。

 ステランティスの最高経営責任者であるカルロス・タバレス氏は「高く評価されているパートナーと協力するという当社の戦略は、お客さまの要求に正確に一致する安全で手ごろな価格の持続可能な車両を設計および構築するために必要な、スピードと敏捷性を高めます。私たちの未来へのこの重要な投資に取り組んでいるすべてのチームに感謝します」とコメント。

 サムスンSDIの社長兼最高経営責任者(CEO)であるジュン・ヨンヒョン氏は「このバッテリ合弁事業では、Samsung SDIのバッテリ技術、高品質の製品、安全対策を活用して、北米のEV市場におけるお客さまの高い基準を満たすために最善を尽くします」とコメントしている。