ホンダアクセス、「フィット e:HEV」用運転補助装置「Honda・フランツシステム」

「HOME」「CROSSTAR」のe:HEVに架装可能

　ホンダアクセスは、両上肢の不自由な人が両足だけで運転操作できる運転補助装置「Honda・フランツシステム」を、ホンダ「フィット e:HEV（フィット イーエイチイーブイ）」に新たに架装可能とし、11月4日に発売した。Honda・フランツシステム装着車（車両＋標準装備、足用ステアリング、ペダルユニット/足用コンビネーションスイッチ）の価格は354万2000円～397万2000円。

　フランツシステムは、1965年にドイツで開発されて以来、ヨーロッパで高い評価を得ており、ホンダは1981年に開発者のフランツ氏から技術指導を直接受け、さらに独自の技術を加えて1982年に国内で初めてフランツシステムを販売。「Fun for Everyone. Honda ～移動の喜びを一人ひとりに～」をコンセプトに、現在、国内で唯一のフランツシステム適用を行なっている。

　Honda・フランツシステムは、フィット e:HEVの「HOME」「CROSSTAR」に設定された専用のタイプカラーの車両へ架装が可能。「足用ステアリングペダルユニット」「足用コンビネーションスイッチ」を基本の標準装備とし、「足用シフトペダル」「パッシブシートベルト（自動装着式シートベルト）」「フロアカーペットマット（フランツシステム用）」を専用オプションとしてラインアップしている。

足用ステアリングペダルユニット操作イメージ

足用コンビネーションスイッチ装着例

足用シフトペダル

足用シフトペダルイメージ

パッシブシートベルト

　また、発売にあたり、Honda・フランツシステムによる免許取得を希望する人へのサポートとして、これまで自身の車両を持ち込んで行なっていた教習の際に、Honda・フランツシステム教習車の貸し出しを開始する。