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ホンダアクセス、足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」を「フィット e:HEV」に適用
2021年6月3日 13:27
- 2021年6月3日 発表
ホンダアクセスは、両上肢の不自由な人が両足だけで運転操作できる運転補助装置「Honda・フランツシステム」を、本田技研工業が一部改良した「フィット e:HEV」に装着可能として、10月初旬に発売する。
フランツシステムは、1965年にドイツで開発されて以来、ヨーロッパで高い評価を得てきたといい、ホンダが1981年に開発者フランツ氏から技術指導を直接受け、さらに独自の技術を加え1982年に国内で初めてフランツシステムを販売。現在、国内で唯一のフランツシステム適用を行なっている。
Honda・フランツシステムは、「フィット e:HEV HOME」と「フィット e:HEV CROSSTAR」に設定された専用のタイプカラーの車両へ装着が可能。「足用ステアリングペダルユニット」「足用コンビネーションスイッチ」を中心に「足用シフトペダル」「パッシブシートベルト(自動装着式シートベルト)」および「フロアカーペットマット(フランツシステム用)」をHonda・フランツシステム専用オプションとしてラインアップ。ユーザーに合わせて装着される。
足用ステアリングペダルユニット
足用ステアリングペダルユニットは、左足でのステアリング操作と右足でのブレーキロックが可能になるシステムで、ステアリング下部にギアボックスとステアリングペダル、ブレーキペダル上部にブレーキロックレバーが装備される。ギアボックスのコンパクト化を実現したことで足下にスペースを確保した。ステアリングペダルに固定された靴を履き、自転車のペダルを漕ぐように回転させることでステアリング操作が可能。シフト操作等を行なうためのブレーキロックは、ブレーキロックレバーとブレーキペダルを同時に踏むことで操作が可能。
足用コンビネーションスイッチ
足用コンビネーションスイッチは、右足でウインカーやライト、「Honda SENSING」など運転時に使用する各種スイッチ類の操作が可能になるシステム。右足下に集中配置したスイッチ類のレイアウトは、9パターンから好みで選べる。