世界初、新型バッテリEVのトヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」同時展示 謎のクルマ展示もある岡山国際サーキットはプチモーターショー

一般には日本初公開となるトヨタ「bZ4X」（左）、そして昨日世界初公開されたスバル「ソルテラ」（右）。2台が公式に並ぶのは世界で初めてだろう

　11月13日～14日、岡山国際サーキットでスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankookの最終戦が有観客で開催される。水素カローラの参戦や謎のマツダ車の参戦が話題となっているS耐最終戦だが、イベント広場の展示車も豪華なことになっていた。

　11日は準備日となっているのだが、イベント広場にはトヨタ自動車とスバルが共同開発した新型BEV（Battery Electric Vehicle：バッテリEV）が運び込まれていた。どちらか1台というわけではなく、トヨタからは11月9日に日本で初公開されたばかりの「bZ4X（ビーズィーフォーエックス）」が、そしてスバルからは11日に世界初公開された「ソルテラ」が展示車として持ち込まれていた。

フロントまわりは結構違う。見比べるのも楽しい

bZ4Xのリアまわり

ソルテラのリアまわり。ちなみにソルテラとは、ソル（太陽）とテラ（地球）から名付けられている。晴れの国おかやまに似合うクルマ

　この2台がそろって公開されるのは一般にも初めてであるし、並んでいるのを見たときには驚愕ものだった。共同開発ながら意外と細かい点が違っているなと理解していたが、実際に並んでいるのを見ると明らかに「トヨタらしさ」「スバルらしさ」を感じられるものだ。

　さらに、そのまわりにはあれも、これもと最新のエコカーや新型車が展示されているなど、プチモーターショー状態。本来2021年は東京モーターショーが開催される年だったが、ご存じのようにコロナ禍のため中止になっている。しかしながら、世界初公開のクルマがこうして並んでいると、「モーターショーっぽいな」というのが素直な感想だ。

　また、トヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」の横には、さらに1台クルマを展示するスペースがあり、クルマを配置するためのテープも貼られている。周囲を見るとトヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」に加えカーボンニュートラルに関する展示ばかりなので、カーボンニュートラルに関連するクルマであるのは間違いないだろう。

テープでマーキングされている謎のクルマの並ぶ場所。土曜日にはどのようなクルマが並んでいるのだろうか？

　展示準備をスタッフに確認したところ、最終戦の開催日である12日に自走してくるという。岡山国際サーキットで行なわれる最終戦のチケットはまだ販売しているので、気になる人はぜひ自分の目で確かめてみてほしい。いずれにしろスーパー耐久最終戦は、世界初公開のクルマ、日本初公開のクルマを見られる貴重な機会になる。

スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第6戦 チケットについて

http://www.okayama-international-circuit.jp/special/stai-2021/