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「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」開催概要発表 豊田スタジアムに愛知県知事大村秀章氏、岐阜県知事古田肇氏のほか山本左近衆議院議員も急遽参加
2021年11月13日 13:34
- 2021年11月13日 発表
2022年に開催予定のFIA世界ラリー選手権(WRC)「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」について、愛知県知事の大村秀章氏、岐阜県知事の古田肇氏らも出席する開催概要発表会が11月13日、「フォーラムエイト セントラルラリー2021」(11月13日~14日開催)会場となっている愛知県豊田市の豊田スタジアムで開催された。
会場には、大村知事、古田知事のほか、衆議院議員 自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟会長 古屋圭司氏とともに、元F1ドライバーで先日の衆議院議員選挙に当選した山本左近氏も会場も駆けつけ、2022年の開催に向けた大会の機運醸成に努めた。
フォーラムエイト・ラリージャパン2022開催日程は2022年11月10日~13日
開催概要については、フォーラムエイト・ラリージャパン2022 主催者代表でサンズ 代表取締役 鈴木賢志氏から説明があり、開催日時は10月16日の発表どおり、日本自動車連盟(JAF)への登録申請が通り、FIA 世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンド「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」開催日程が、2022年11月10日~13日となった。
大会名称は、2021年に引き続き、フォーラムエイトにタイトルスポンサーとして支援してもらうことを受け「FIA世界ラリー選手権(WRC) フォーラムエイト・ラリージャパン2022」となる。
開催エリアは、愛知県内では岡崎市/豊田市/新城市/設楽町、岐阜県内では恵那市/中津川市の2県、6市町での競技開催を予定。サービスパークは、2021年と同様、豊田スタジアム(愛知県豊田市)となり、ヘッドクオーターやプレスルームも豊田スタジアムに設定予定。名古屋市と長久手市については、開催に向けた盛り上げやPRなどにおいて、ひき続き協力してもらうことなった。
スペシャルステージやリエゾン(移動区間)のルート、競技スケジュールについては、あらためて再調査を行ない、FIAやWRCプロモーターの査察、承認を受けた後、公表される。
なお、新型コロナウィルス対策については、スポーツ庁をはじめ関係する各省庁、各自治体、JAFなどと連携をとり、地域住民や観客、選手や関係者などの健康を最大限に考慮しながら、その時々の状況に最適な準備を行なうとしている。
山本左近氏を自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟の事務局長に抜擢
発表会場では、衆議院議員 自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟会長 古屋圭司氏、愛知県知事の大村秀章氏、岐阜県知事、古田肇氏からあいさつがあり。衆議院議員 自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟会長 古屋圭司氏からは、衆議院議員の山本左近氏を自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟の事務局長に抜擢したことを報告、自らも草レースに参加するなど現役レーサーであることを強調し、ラリージャパンの開催を契機に日本にモータースポーツ文化を定着させたいとの意気込みが語られた。
愛知県知事の大村秀章氏からは、現在、スタジオジブリとともに万博公園内に建設中の「ジブリパーク」が2022年には完成することが報告され、「来年の1年後にはもうジブリパークはオープンしておりますので、ラリージャパンとジブリパークの両方を楽しんでいただければと思います」とジブリパークもアピールするとともに、大村氏は「日本、そしてこの愛知県はですね、世界一の自動車産業の集積地であります。産業が世界一であれば、やはりこの自動車、自動車文化、モータースポーツを国内外に広めていく、ヨーロッパと並んで、やはり自動車文化、モータースポーツのを中心、聖地になっていくということも必要だと思います。そういうミッションが私ども愛知県にはあると思いますので、このラリージャパンを機に、さらにですねモータースポーツを広げていけるように、皆さんと一緒にしっかりと頑張っていきたいと思います」との意気込みを語った。
岐阜県知事の古田肇氏は「私ども岐阜県は2市、中津川市、恵那市を開催地として使っていただけるということで感激の至りでございます。まさにモータースポーツ文化の一端に、われわれも触れさせていただけるということで、大変ワクワクしておる次第でございます。かくなるうえは岐阜県民200万人を挙げて歓迎をし、市元調整や様々なイベント企画はもちろんでありますが、さらにはこのラリージャパンの魅力発信、そして岐阜県の魅力発信といったことについて、愛知県さまとも連携を取りながら、大いに盛り上げていきたいと思っております。まさにモータースポーツ文化の聖地という話が今ございましたが、岐阜県、愛知県、一緒になって立派な聖地を作り上げていきたい」との意気込みを語った。
TOYOTA GAZOO Racing カンパニー・プレジデント 佐藤恒治氏「WRCを通じて日本の魅力をお伝えしていきたい」
そして、タイトルスポンサーを務めるフォーラムエイト 代表取締役社長の伊藤裕二氏、参戦チームを代表してTOYOTA GAZOO Racing カンパニー・プレジデント 佐藤恒治氏があいさつを行なった。
タイトルスポンサーを務めるフォーラムエイト 代表取締役社長の伊藤裕二氏は「残念ながら2021年が中止延期ということになりましたが、2022に向けて私どもも精一杯ご支援をさせていただきたいと思っております」と述べるとともに、「当社は、あまりご存じない方がいらっしゃるかもしれませんけど、土木設計、建設の設計解析などCADといったソフトをベースに、近年はバーチャルリアリティのソフトをベースにドライビングシュミレーターなどのシステムを開発している会社でございます。今後、VRの活用を世界も視野に入れまして展開したいと思っております」と、モータースポーツとの関わりを紹介。
参戦チームを代表してあいさつをしたGAZOO Racing カンパニー・プレジデント 佐藤恒治氏は「ラリーの魅力はですね世界最高峰のクルマとドライバーがしのぎを削る、その競技そのものの魅力がもちろんあるのは間違いありません。しかしながら同時に世界各国の美しい景色とクルマが一体となったその美しさ、各地域、地域とクルマとともに育む自然の豊かさといったようなものを感じ取れることも1つのWRCの魅力なのではないかと思っております。来年開催予定のラリージャパン、この愛知県、岐阜県には世界に堂々と誇れる、美しい里山がございます。WRCを通じまして日本の美しさを是非とも世界に発信して、この日本の魅力をお伝えしていきたいと思っております」との思いが語られた。