ニュース

WRC最終戦「ラリージャパン2021」まで残り4戦

2021年11月11日~14日 開催

TOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチームが公開した2022年に向けたテスト車両

 2021年のWRC(FIA世界ラリー選手権)は第8戦ベルギーが終了し、11月11日~14日に日本の愛知岐阜で開催される最終戦「ラリージャパン2021」まで残り4戦となった。

 第8戦終了時点、マニュファクチャラー選手権トップは、TOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチームで348ポイント、2位はヒュンダイ・シェル・モービス・ワールドラリーチームで307ポイント、3位はMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームで135ポイント。

 ドライバー選手権では、1位はセバスチャン・オジエ選手(トヨタ)の162ポイント。2位はエルフィン・エバンス選手(トヨタ)の124ポイント、3位にティエリー・ヌービル選手(ヒュンダイ)の124ポイントと続く。

 WRCについては、2022年に向けてWRCマシンにハイブリッドシステムが導入される新規定「ラリー1」車両のテスト走行も開始されている。TOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチームが公開しているテスト車両の映像を確認すると、現行マシンとの違いで一番印象的なのは、リアセクションに大型のエアインテークを左右リアサイドに備えているところで、新たに搭載されたハイブリッドシステムを冷やすものとみられる。今シーズンの戦いと平行しながら行なわれる、新型車両の開発競争も見逃せない。

Testing our new hybrid Rally1 car for 2022
TOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチームが公開した2022年のWRCに向けたテスト車両

 一方、ラリージャパンに関する直近のニュースとしては、5月25日にタイトルパートナーに「フォーラムエイト」が決定し、新大会名称が「FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン2021」となった。また、トヨタ自動車(TOYOTA GAZOO Racing)がゴールドパートナー、デンソーがブロンズパートナーに決定したことも併せて発表されている。トヨタの地元、愛知での開催に、トヨタによるサプライズを期待せずにはいられない。

株式会社フォーラムエイト 代表取締役社長 伊藤裕二氏(左)、ラリージャパン2021実行委員会 会長 高橋浩司氏(右)

 残りのレースを終えて、どのような展開で最終戦を迎えるのか? 日本で開催されるラリージャパン2021に、WRCマシンがやってくるのを楽しみに待ちたい。