ニュース

ミシュラン、アプリでメンテナンス時期を管理・予測できる事業者向けサービス「ミシュラン タイヤケア」

2021年12月1日 発表

「ミシュラン タイヤケア」管理イメージ

タイヤマネジメントを可視化

 日本ミシュランタイヤは、タイヤ点検とレポーティングのプロセスを効率化するデジタルソリューション「MICHELIN Tire Care」(ミシュラン タイヤケア)を12月16日から提供開始すると発表した。

 ミシュラン タイヤケアは、測定機器でタイヤ点検をし、Bluetooth経由でアプリケーションにデータを記録。タイヤ交換や空気圧調整など、車両ごとに自動作成される点検レポートからメンテナンス時期などを予測することにより、タイヤマネジメントを可視化するサービス。

 これまで手動で行なわれてきたタイヤ点検とレポーティングがDX化されることで、運輸事業者はメンテナンスの予測ができ、タイヤ点検作業の省力化、タイヤ起因によるトラブルの未然防止、タイヤ使用本数の最適化が可能。また、ドライバーのみならず、車両整備士も深刻な人手不足が問題となっている運輸事業者にとって、ミシュラン タイヤケアを利用することにより、生産性を拡大し、安全性と収益性の向上につなげることが可能になるとしている。

ミシュラン タイヤケアの仕組みイメージ

 ミシュラン タイヤケアが提供する3つのメリットは下記の通り。

「生産性の拡大」。タイヤ状態の見える化により、タイヤ交換時期や空気圧調整など、必要なメンテナンスが事前に一括管理できるようになることで、計画的な配車計画が組めるようになるとともに、測定機器でタイヤ点検を実施し、スマートフォンやタブレットへBluetooth経由でデータを記録するため、タイヤ点検作業の大幅な省力化につながる。

「安全性の向上」。必要なメンテナンスを適切なタイミングで実施し、安全運行をサポートするとともに、最適な状態でタイヤを使用することにより、タイヤに起因するトラブルを未然に防ぐことが可能。

「収益性の向上」。適切なメンテナンス実施で走行距離を最大化。蓄積されたタイヤデータにより、タイヤライフの予測が可能になり、効率的にタイヤ購入計画を立てることができるため、タイヤ使用本数が最適化できる。

 日本ミシュランタイヤ 代表取締役社長 須藤元氏は、「ミシュランは、タイヤとタイヤに関連するサービスで生産性の拡大に貢献することを責務と考え、デジタルソリューションの開発に取り組んでいます。今回、提供を開始するミシュラン タイヤケアは、タイヤマネジメントのプロセスをDX化することで、就労人口減少が深刻な状況にある運輸業界の課題解決に貢献するものです。顧客中心主義を理念とするミシュランは、今後も社会と顧客に新しいソリューションを提案してまいります」とコメントしている。