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【2021~2022年シーズン】最新スタッドレスタイヤカタログ
2021年10月29日 11:45
3メーカーから新製品が登場
北海道での初雪観測が昨年より17日も早かった2021-2022年の冬シーズン。気象庁の3か月予報では現状では平年並の寒さとアナウンスされていますが、ここ数年は突発的なドカ雪が降り、一部の道路で立ち往生が発生したことは記憶に新しいかと思います。やはりいつ降られても大丈夫なように備えておきたいところ。
2021年は3メーカーからスタッドレスタイヤの新製品が登場し、従来品から進化を遂げた製品が新たにラインアップされたのに加え、SUV用スタッドレスタイヤを設定しているメーカーもあるので、乗っているクルマや用途に合わせてベストなスタッドレスタイヤを見つけていただきたい。
タイヤサイズの見方をチェック
タイヤのサイズはタイヤの側面にも表記されているので、目にする機会も多いはず。左側からタイヤの幅、偏平率、インチ数などが書かれているけれど、後半のLI(ロードインデックス)や速度記号も重要なので覚えておきたいポイント。
ブリヂストン
「BLIZZAK VRX3(ブリザック ヴイアールエックススリー)」
サイズラインアップ:135/80R12 68Q~285/35R20 104Q
採用技術
2021年9月に発売されたブリザックVRX3。ブリヂストンの独自技術である「発泡ゴム」を、従来にない新たな発想でさらに進化させた「フレキシブル発泡ゴム」と新トレッドパタン技術を採用することで、従来品から氷上でのブレーキ性能を20%向上。また、トレッド変形を抑制・接地圧を均一化することで、摩耗ライフを17%向上させている。さらに、ゴムの経年による硬化を抑制する「ロングステイブルポリマー」を配合することで、発泡ゴムの柔らかさをさらに持続させ、経年によるゴムの硬化によって氷上性能が低下することを抑制し、高い氷上性能が長く続く“効き持ち”を向上させた。
発泡ゴムは、丸いだけでなく長円状の発泡ゴムとすることで氷の上の水膜の吸水性能を向上。さらに、発泡ゴム内部にモータースポーツでのコンパウンド開発経験を活かして作られた新素材「ロングステイブルボリマー」を適切に配合することで、やわらかさが持続するように進化している。また、トレッドパターンはこれまでのコンセプト「水を除く」から、新たに「水を導く」へと変更したことで大きく進化したという。
スタッドレスタイヤレビュー
ブリヂストンの最新スタッドレス、「ブリザックVRX3」の氷上性能進化をスケートリンクで確認
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1343811.html
ブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザック VRX3」は、ブリザック33年の歴史で最大の性能向上実現
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1373065.html
関連記事
・ブリヂストン、新スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3(ヴイアールエックススリー)」 従来から氷上ブレーキ性能を20%、摩耗ライフを17%向上
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1338400.html
・ブリヂストン、「ブリザックVRX3」は2世代分の進化と技術説明 「史上最高、史上最強のブリザック」と草野亜希夫氏
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1338586.html
・ブリヂストン、新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX3」説明会 BTSJ長島淳二氏「ダントツの氷上性能を追求、全方位で性能を向上させる」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1338523.html
関連リンク
株式会社ブリヂストン
https://tire.bridgestone.co.jp/
製品ページ
https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/
サイズラインアップ
https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/vrx3/size.html
グッドイヤー
「ICE NAVI 8(アイスナビ エイト)」
サイズラインアップ:145/80R13 75Q~275/35R19 100Q XL
採用技術
シリーズ初の左右非対称パターンを採用し、雪上や氷上の冬性能に加え、ライフ性能や新たな軟化剤の使用により柔軟性の持続も考慮したアイスナビ8は、2021年8月に発売された新モデル。パターンデザインではアウト側の剛性を高め、旋回時の操縦安定性を確保するとともに、ランド比を従来品から2%高め、より広く接地させることで密着性を向上。氷上におけるコーナリング性能は従来品比で5%向上している。
また、多方面にラグ溝やスロットを配置することにより氷上ブレーキ時のひっかき効果を発揮するとともに、ピッチ数を従来の56から68へと21%アップすることで前後のトータルエッジ成分を従来品比で7%高め、氷上ブレーキ性能も8%向上させた。
加えてアイスナビ8では均一摩耗プロファイルの採用により、摩耗エネルギーを分散し偏摩耗を抑制。耐摩耗性は従来品比で3%向上したほか、転がり抵抗比較テストにおいては2%低減させ、同社の夏タイヤである「EAGLE LS EXE」と同等の低転がり抵抗を実現したという。そのほか、パターンノイズ(騒音エネルギー)で従来品比31%減、ロードノイズ(騒音エネルギー)も16%低減させている。
スタッドレスタイヤレビュー
グッドイヤーのニューモデル「アイスナビ 8」、乾燥路&雪道を走って感じたその性能
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1343253.html
関連記事
・グッドイヤー、新スタッドレスタイヤ「アイスナビ 8」 初の左右非対称パターンで氷上性能に加えライフ&低転がり性能も向上
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1339699.html
横浜ゴム
「iceGUARD 7(アイスガード セブン)」
サイズラインアップ:155/65R13 73Q~245/40R20 95Q
採用技術
2021年9月に発売されたアイスガード7は、新開発の専用パターンと「ウルトラ吸水ゴム」の相乗効果によって、従来品に比べ、氷に効く「氷上性能」を14%、雪に効く「雪上性能」を3%向上させたほか、永く効く「性能持続性」、燃費に効く「ころがり抵抗」、ウェットに効く「ウェット性能」、音に効く「静粛性能」、「ドライ性能」「耐摩耗性能」は同等レベルを確保。アイスガードが一貫して追求してきた、氷に効く「氷上性能」をさらに向上させ、雪に効く「雪上性能」もレベルアップして、従来品「アイスガード シックス」で定評のあった永く効く「性能持続性」も兼ね備えている。
トレッドパターンは接地とエッジの両立技術によって、横浜ゴム史上最大の接地面積と溝エッジ量を実現した専用パターンを新たに開発。氷上性能では「マルチベルトブロックEX」「コレクティブビッグブロックEX」などにより接地面積の拡大とブロック剛性を向上。また、雪上性能では「マルチダイアゴナルグルーブ」「トリプルライトニンググルーブ」により溝エッジ量を増大させた。そのほか、50%摩耗時にサイプが太くなる新形状の「クワトロピラミッド グロウンサイプ」の採用により、使用後期まで氷上性能をキープ。加えて、新開発の「ダブルエッジマイクログルーブ」により装着初期の氷上性能も高めた。
コンパウンドには「アイスガード セブン」専用の「ウルトラ吸水ゴム」を開発。実績のある「新マイクロ吸水バルーン」に加え、新採用の「吸水スーパーゲル」が氷上で滑る原因となる氷表面の水膜を素早く吸水。さらに新採用の「ホワイトポリマーII」によって「シリカ」を均一に分散させることで、ゴムがしなやかになり氷へ密着させ、加えて新採用の「マイクロエッジスティック」が氷や雪を噛むエッジ効果を発揮。また、実績のある「オレンジオイルS」がゴムのしなやかさを維持する劣化抑制効果を発揮するという。
スタッドレスタイヤレビュー
横浜ゴムが4年ぶりに刷新した「アイスガード 7」、その進化を雪上&氷上で体験してみた
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1343432.html
関連記事
・横浜ゴム、新開発「ウルトラ吸水ゴム」採用の「アイスガード 7」 氷上性能14%、雪上性能3%向上させた乗用車用スタッドレスタイヤ新商品
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1340852.html
・横浜ゴム、「新製品『アイスガード 7』はヨコハマスタッドレスタイヤ史上最高の氷上性能を持つ」と山石社長
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1340837.html
TOYO TIRES
「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズツー)」
サイズラインアップ:145/80R13 75Q~245/50R18 100Q
採用技術
トレッドパターン設計にあたっては、CAE(Computer Aided Engineering)とAIを融合した同社独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」のスノー予測技術を活用し、最適な形状を設計。スタッドレスタイヤに求められる性能をトレッドパターン内で機能分担させるインアウト指定の3本主溝非対称新パターンを採用し、両側ショルダーブロックにはジグザグなスリット形状がエッジ効果を向上させるバイティングエッジを採用。両側メディエイトブロックには周方向の3連ブロックによってエッジ効果を向上。ショルダー部にはバッドレスエッジを採用し、多方向のエッジ効果によってわだち路走行性の向上が図られている。
また、従来同様センターブロック部には吸着3Dサイプを採用。3D形状によって加減速時にもサイプの閉じ込みを防ぎ、除水・エッジ効果を発揮する。加えて後側センターブロックをブロック同士が支え合い制動性、旋回性を向上させるコンビネーションブロックとしている。
さらに、従来のクルミ殻やNEO吸水カーボニックセルに加えて、新たに持続性密着ゲルを配合した新たなコンパウンド「吸着クルミゴム」を採用し、アイス路面での吸水・密着・ひっかきの効果を向上。一方、シリカ増量により高いウェットグリップを実現した。そして20年以上採用し続けている鬼クルミの殻が路面をひっかき、しっかりと捉える。その結果、アイス路面でのブレーキング性能は従来品比で8%良化し、さらにウェット路面でのブレーキング性能は制動距離を同18%短縮、さらに氷上摩擦指数の経年変化も低減した。
SUV用スタッドレスタイヤとして、さまざまな状況に変化する冬の路面でのハンドリング性能とブレーキング性能を向上させ、圧雪路でのブレーキング性能は従来品比で7%向上し、ウェット路面では制動距離を同11%短縮しているオブザーブ GSi-6。また、荒れた雪路や深雪路などでの走破性を追求。深雪路面でのトラクションを得るために、タイヤの側面にオフロード向けタイヤに使用している大型のサイドブロックを自社スタッドレスタイヤに初採用したオブザーブ W/T-Rも設定している。
スタッドレスタイヤレビュー
TOYO TIRE「オブザーブ・ギズ2」はアイスもスノーも大幅進化
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1265157.html
関連記事
・TOYO TIRESのSUV/CCV用スタッドレスタイヤ「オブザーブ GSi-6」、その実力を冬の北海道で試してみた【Sponsored】
https://car.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1343162.html
・TOYO TIRE、SUV用スタッドレスタイヤ「オブザーブ」シリーズ2種類をサイズ拡充
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1339172.html
関連リンク
TOYO TIRE株式会社
https://www.toyotires.jp/
スタッドレスタイヤスペシャルサイト
https://www.toyotires.jp/sp/snow/
製品情報
https://www.toyotires.jp/product/obgiz2/
サイズラインアップ
https://www.toyotires.jp/product/obgiz2/#size
ミシュラン
「X-ICE SNOW(エックスアイス スノー)」
サイズラインアップ:155/65R13 73T~315/35R20 110H XL
採用技術
エックスアイス スノーは、新開発の「EverWinterGripコンパウンド(エバー・ウインター・グリップ・コンパウンド)」を採用し、剛性の高いポリマーベースの材質をコンパウンドに配合して、ベースコンパウンドとの摩耗差により微小な凹凸を生成することでエッジ効果と水膜を破って接地するアイスグリップ性能を向上。一方、雪上では雪踏み効果を発揮。摩耗しても接地面の凹凸は再生され続けるため高い性能が長く続くのが特徴。
トレッドパターンは新世代Vシェイプトレッドパターンを採用し、サイプの長さを従来品より28%増加することで、エッジ効果を強化。アイスグリップ性能に貢献しながら、新トレッドパターンデザインにより増加したボイドレシオが、シャーベット路面やウェット路面で効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを発揮する。
ブロックの倒れこみを防止することで接地面を確保して、アイスグリップを発揮しながら厚みのあるサイプが雪上にしっかり食い込み、雪踏み効果を発揮する「VTSサイプ」と、3Dサイプによる倒れこみの防止により剛性を確保し、あらゆる路面で安定したハンドリングを実現しつつ、接地面効果を最大化するとともにアイス路面の水膜を除去し、アイスグリップに貢献する「NewクロスZサイプ」を採用。
これらの改良により、従来品比でアイスブレーキング性能を9%向上、雪上ブレーキング性能を4%向上させつつ、長期の使用に耐えられるロングライフも実現した。また、トレッドパターンや基本設計はそのままで、SUVに最適化したサイズラインアップを展開している「X-ICE SNOW SUV」もラインアップしている。
スタッドレスタイヤレビュー
ミシュランの最新「X-ICE SNOW」、際立つアイス性能の高さ
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1262944.html
関連記事
・ミシュラン、スタッドレスタイヤ新製品「エックスアイス スノー」シリーズ。ロングライフ設計の採用など全面改良
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1262361.html
・ミシュラン、スタッドレスタイヤ「エックス アイス スノー」シリーズに計51サイズ追加
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1339544.html
関連リンク
日本ミシュランタイヤ
https://www.michelin.co.jp/auto/home-auto
ウィンタータイヤ特設ページ
https://www.michelin.co.jp/auto/browse-tyres/by-season/winter
製品情報
https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-x-ice-snow
サイズラインアップ
https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-x-ice-snow#saize
ミシュランストア直販ページ
https://store.michelin.co.jp/shop/c/c5080_srd/
ダンロップ
「WINTER MAXX 03(ウインターマックス ゼロスリー)」
サイズラインアップ:145/80R13 75Q~245/40R20 95Q
採用技術
ウインターマックス 03は、タイヤ表面にナノレベルで施された凹凸構造を持つ特殊なゴム「ナノ凹凸ゴム」の微細な突起部分が、いち早く水膜に到達することで除水スピードを速め、密着時間が増加するとともに素材の柔らかさにより氷への密着が高められているのが特徴。
このナノ凹凸ゴムは、ゴムの中に含まれる「MAXXグリップトリガー」により摩耗しても凹凸構造を維持し続けるとともに、素材メーカーのクラレがウインターマックス向けに開発した素材「液状ファルネセンゴム」の採用により、ゴムのしなやかさが長期にわたって保たれ、その高い氷上性能を長期間維持。「ナノ凹凸ゴム」と「液状ファルネセンゴム」を組み合わせることで、ウインターマックス 03では、従来品以上の効き持ちを実現した。新品時の氷上ブレーキ性能では従来品比で22%向上し、氷上コーナリング性能も同11%向上させている。
また、SUV用スタッドレスの「ウインターマックスSJ8」のトレッドに、新コンパウンド「ナノ凹凸ゴム」を投入したのが「ウィンターマックスSJ8+」で、ダンロップでは舗装路をメインに走るような都市型SUVユーザーには、ランド比(接地ブロックの面積比率)を上げつつ左右非対称パターンを採用し、氷上でのブレーキ性能、コーナリング性能を高めたウィンターマックス03を、都市部だけでなく冬は雪山によく行くようなクロカンSUVユーザーには、高い氷上性能に加えて、深雪や泥濘路の走破性も有するウィンターマックスSJ8+をおすすめとしている。
スタッドレスタイヤレビュー
ダンロップ「ウインターマックス 03」を0℃付近のスケートリンクで試す
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1279811.html
関連記事
・ダンロップ「ウインターマックス 03」の開発者に聞く「氷上ブレーキ性能22%アップという圧倒的進化の秘密とは?」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/1266629.html
・ダンロップ、新技術「ナノ凹凸ゴム」採用のスタッドレスタイヤ新製品「ウインターマックス 03」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1262281.html
・ダンロップ、SUV向けスタッドレスタイヤ「ウィンターマックス SJ8+」商品説明会 パターンは同じでも中身は別格だった
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1336277.html
関連リンク
ダンロップ(住友ゴム工業株式会社)
https://tyre.dunlop.co.jp/
スタッドレスタイヤ特設ページ
https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/studless/
製品ページ
https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/studless/wintermaxx03/
サイズラインアップ
https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/studless/wintermaxx03/size.html
ネクセンタイヤ
「WINGUARD ICE2(ウィンガードアイス2)」
サイズラインアップ:145/80R13 75T~245/45R18 100T
採用技術
新開発の「アドバンスド・ソフトコンパウンド」は、2フェーズ特殊ポリマーシステムを採用し、低温域でも柔軟性を失わなず、高温域ではゴムの剛性を保つという特性で、氷雪路でのブレーキング性能を向上。また、「3Dサイプ」の採用によりサイプ同士が噛み合うことでブロックの倒れ込みを防ぎ、ブロック剛性を確保。これにより接地面が安定し、氷雪路での走行安定性とハンドリングを両立させている。
加えてイン側に雪上でトラクション性能を発揮する横溝をレイアウトするとともに、アウト側に剛性の高い大きなブロックを用いる「非対称トレッドパターン」を採用することで、コーナリング性能とグリップ力を高めているという。
また、パターンデザインには、マイクロサイプで水幕を破りつつ、ブロックのへりをのこぎり歯状(ソー)にすることで氷や雪を噛む「マイクロサイプ&ソー・マイクロエッジ」を採用し、氷雪路においてトラクション性能を向上。さらに、多方向性の「マルチディレクショナルグルーブ」の採用により、氷雪路でも力強いグリップを発揮する。
ネクセンタイヤは、冬用タイヤのテストをフィンランドの北端イヴァロにあるテストコース「TEST WORLD」で実施。このコースは総面積120haの広大な敷地で、中にはアイストラックやスノートラック、スノー&アイスハンドリング路、登坂路など、さまざまなコースがあるという。
関連リンク
ネクセンタイヤ
https://www.nexentirejp.com/
ウィンタータイヤ特設ページ
https://www.nexentirejp.com/product/all.html#winter_series
製品情報
https://www.nexentirejp.com/product/winguard_ice2.html
関連記事
・ネクセンタイヤ、アイス性能を重視した新スタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2(ウィンガード アイス2)」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1136430.html
ピレリ
「P Zero Winter(ピーゼロ ウィンター)」
サイズラインアップ:225/55R19~285/30R22
採用技術
ピーゼロ ウィンターは、開発されたコンパウンド、トレッドパターン、技術的ソリューションによって、典型的な冬の路面に適応し、サマータイヤと同等レベルの安全性とコントロール性を確保したタイヤ。自動車メーカーが求める「低グリップのコンディション下でも、高性能車の巨大なパワーとトルクに対応できるタイヤ」として、サマータイヤと同様に開発からホモロゲーション獲得に至るまで自動車メーカーと協働。プロジェクトでは、スーパーカーやラグジュアリーカーのオーナーに、サマータイヤと同じドライビング感覚を提供し、季節による違いを感じさせないというゴールが定められたという。
内側のショルダーは、サイプ密度が高く、多方向の溝により雪上でのトラクションとブレーキングのパフォーマンスを向上。剛性の高い2つの中央ブロックは、高いステアリングレスポンスを向上するために設計され、縦溝は排水を促進させてくれる。また、外側のショルダーは、サイプ密度は低くいが、剛性の高い一連のブロックで構成され、コーナリング時の横方向の力を制御するという。
ピレリのエンジニアと自動車メーカーによる共同開発を証明する車種ごとのマーキングが施され、各車両モデル用に開発されたテイラーメイドのピレリタイヤであることを示している。このタイヤ開発の工程は、ピレリの「パーフェクトフィット戦略」を総括したもので、すべてのマーク付きタイヤは、装着されている各々の車両特性を補完すべく的確な性能を提供するとしている。ピーゼロ ウィンターは、アウディ、マクラーレン、ポルシェ、メルセデス・ベンツなどがOE純正タイヤとして採用している。
関連記事
・ピレリ、“サマータイヤのフィーリングを持つウィンタータイヤ”新製品「P Zero Winter」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1272973.html