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シーズン到来前にチェック! 乗用車向け最新「スタッドレスタイヤカタログ 2020-2021」

 2020年も残すところあと2か月。もうすぐ北海道からは初雪の便りが届くころ。さらに今年はコロナ禍で、年末年始の移動は公共交通機関を避けたいと思っている人も多いはず。そこで、この冬シーズンに向けた乗用車向けの最新スタッドレスタイヤカタログをお届けしたい。最近のスタッドレスタイヤは単にウィンター性能だけでなく、燃費性能やロングライフ性能も考慮した特徴ある製品が登場している。各タイヤメーカーの広報部にそれぞれの製品の特徴を伺ったので、自分の使い方に合ったスタッドレスタイヤを探してみてはいかがだろうか?

 なお、車重が重く重心の高いSUV向けには専用のスタッドレスタイヤを用意しているメーカーもある。そこで、別途SUV向けスタッドレスタイヤカタログも用意しているので、SUVに乗られている方はそちらもご確認いただきたい。

ブリヂストン「BLIZZAK VRX2」(ブリザック ヴイアールエックスツー)

ブリヂストン「BLIZZAK VRX2」(ブリザック ヴイアールエックスツー)
発売日:2017年9月1日発売
サイズラインアップ:135/80R12 68Q~245/40R20 95Q
採用技術

「BLIZZAK VRX2」に採用される「アクティブ発泡ゴム2」は、タイヤが滑る原因となる路面の水膜を除去する独自の「アクティブ発泡ゴム」を進化させ、水路の表面を親水性素材でコーティングして気泡の内壁に沿って水を入り込みやすくさせるとともに、超微細技術「ナノプロ・テック」を活用して、ゴムのグリップ力に寄与するポリマーに粒径を小さくしたシリカを配合した。

 また、「摩擦力向上剤」を増加させることでトレッドゴムの粘りを高め、ゴムのやわらかさはそのままにグリップ力を向上。サイプ間隔を適正化してブロック剛性を高めたほか、路面を「ひっかく」「とらえる」の両機能をバランスよく向上させた「Wシェイプブロック」を採用することで、ブレーキ時のブロックの倒れこみを抑制した。加えて、ブロック剛性を高めて走行時の変形を抑制することで路面にブロックが引きずられにくくなり、従来品に対して摩耗ライフを向上している。

 さらに、新たな「非対称パタン」を採用し、路面とゴムの接地面積を最大化。ラグ溝を従来より増やし、雪を「つかむ」・氷を「ひっかく」機能を強化し、氷雪上での力強いグリップを発揮する「マルチアングルグルーブ」と「アクティブ発泡ゴム2」を組み合わせることで、従来品に比べて静粛性を向上させた。

「BLIZZAK VRX2」の特徴
雪の多い地域で選ばれている
「アクティブ発泡ゴム2」を採用
「アクティブ発泡ゴム2」のグリップ力を最大限に発揮させる新「非対称パタン」
ロングライフ性能を高めた
静粛性を向上
ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社 商品企画本部 消費財商品企画部コメント

「ブリザック」は当社を代表するスタッドレスタイヤのブランドで、北海道・北東北主要5都市にて装着率19年連続No.1と非常に高い評価をいただいており、同地域では「2台に1台がブリザック」を履いているほどお客さまに選ばれているブランドです。

 中でもブリザックの史上最高性能スタッドレス「BLIZZAK VRX2」は、従来品「BLIZZAK VRX」対比で「氷上ブレーキ 10%短縮」「摩耗ライフ 22%向上」「静粛性 31%低減」と性能が大きく向上しており、冬道のさまざまな路面で総合的な高性能を発揮。ドライバーの皆さまにより安全で安心な冬道でのカーライフをご提供します。

 この冬道での安全を実現したのは、当社の独自技術「発泡ゴム」の採用です。発泡ゴムは、ゴム内の多数の気泡と水路により、滑りの原因となる氷上にある「水膜」を取り除きます。また、「発泡ゴム」は、すり減ってもタイヤ表面に新しい気泡と水路が現れるため、優れた効きが長持ちします。「BLIZZAK VRX2」に搭載されている最新の「アクティブ発泡ゴム2」は、トレッドゴムが氷路面にしっかりと接地し、グリップ力が大幅に向上しています。

 発売から4年目を迎える「BLIZZAK VRX2」は、非常に多くのお客さまにご使用いただき、お客さまから「前のクルマが坂の上で滑っていてぶつかるところを回避できて、性能のよさを実感した」「晴れた日の一般道でドライブ中の音が静かなので、会話がスムーズにできました」といった安心感や快適性を実感する好評の声をいただいております。

 お客さまから好評をいただいているブリザックの史上最高性能スタッドレス「BLIZZAK VRX2」が、さまざまな冬道でお客さまの安全・安心なカーライフを支えていきます。

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ブリヂストン、史上最高の氷上性能と静粛性や摩耗ライフも向上した新スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX2」
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ブリヂストン、史上最高の氷上性能を実現した新スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX2」発表会
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ダンロップ「WINTER MAXX 03」(ウインター マックス ゼロスリー)

ダンロップ「WINTER MAXX 03」(ウインター マックス ゼロスリー)
発売日:2020年8月1日発売
サイズラインアップ:145/80R13 75Q~245/40R20 95Q
採用技術

 タイヤ表面にナノレベルで施された凹凸構造を持つ特殊なゴム「ナノ凹凸ゴム」を採用し、滑りの原因となる水膜の除去から氷への密着をいち早く行なうことで、氷上ブレーキ性能と氷上コーナリング性能を向上。「ナノ凹凸ゴム」には水と反応して溶ける性質を持っている「MAXXグリップトリガー」が含まれ、摩耗しても繰り返し凹凸構造が出現する。

 また、ゴムと軟化剤の2面性を持つ「液状ファルネセンゴム」により、低温下での密着とゴムのやわらかさを実現。しなやかさが続くため、時間が経っても氷上性能が低下しにくくなっている。

「WINTER MAXX 03」と、従来品「WINTER MAXX 02」の性能比較チャート
氷に効く「ナノ凹凸ゴム」を採用
トレッドゴム表面の違いのイメージ
除水スピードの違い(接地面を下から見たイメージ)
「WINTER MAXX 03」(上)と「WINTER MAXX 02」(下)の密着面の違い
氷上での効きを長持ちさせる採用技術
広報部コメント

「超速で効くダンロップ唯一のスタッドレス」WINTER MAXX 03を2020年8月に発売しました。WINTER MAXX 03は従来品より氷上ブレーキ性能が22%も向上しています。新商品の性能向上は通常であれば10%程度ですので、今回は2世代分の性能が向上したともいえます。さらに氷上コーナリング性能も11%向上して、冬の道でより安全で安心に走れるタイヤとなっています。

 このような飛躍的な進化は、従来の密着力の強化に加えて、滑りの原因である氷上の水膜をいかに素早く除去することに着目したためです。新商品で採用している「ナノ凹凸ゴム」は、凹凸の突起部分がいち早く除水を始め、素早く密着へ移行。さらにやわらかい素材のため氷の凹凸面に隙間なく密着します。この両面からのアプローチによって大幅な氷上性能を実現しました。

「ナノ凹凸ゴム」には、「MAXXグリップトリガー」という水溶性の素材が配合されていて、水と反応して溶けることで凹凸構造を出現させています。「MAXXグリップトリガー」はゴムの内部にも多数存在しているので摩耗しても露出し、水と触れることで凹凸構造が繰り返し出現して高速除水するメカニズムを持続。また、WINTER MAXX 02でも採用していた、「液状ファルネセンゴム」が低温下での密着とゴムのやわらかさを実現し、ゴムのしなやかさを持続させます。「ナノ凹凸ゴム」と「液状ファルネセンゴム」によって従来品同等以上に性能が持続するため、使い始めから終わりまで安心して冬道を過ごすことができます。

 WINTER MAXX 03を体感していただいた方からは、「旋回している時の接地感が違う。接地面積が広くなっている印象。高速除水によりしっかりグリップできている、ということなのだろう」と性能の大幅進化を実感したコメントもいただいております。

 WINTER MAXX 03は冬道を走る皆さまのために「MAXX止まる(ダンロップ商品中)」タイヤです。冬道での安全安心をお求めの全てのお客さまにご検討いただければ幸いです。

 また、WINTER MAXX 03は全98サイズをラインアップ。最近はやりの都市型SUVのサイズも保有しておりますので、SUVであっても街中メインでの使用であればぜひご検討いただきたい商品となっております。

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TOYO TIRE「OBSERVE GIZ2」(オブザーブ ギズ ツー)

TOYO TIRE「OBSERVE GIZ2」(オブザーブ ギズ ツー)
発売日:2020年8月1日発売
サイズラインアップ:145/80R13 75Q~245/40R18 93Q
採用技術

 ゴムのやわらかさを維持させる働きを持つ、新開発の「持続性密着ゲル」を配合した新たなコンパウンド「吸着クルミゴム」を採用。氷の表面にできるミクロ単位の水膜を瞬時に吸水するとともに、やわらかさを保ったゴムがアイス路面へしなやかに密着し、独自の技術である天然素材の鬼クルミの殻を配合したコンパウンドを用いたゴムで氷をひっかく効果を向上させた。また、持続性密着ゲルを配合して、経年とともに生じるゴムの硬化を抑制。シリカを増量して配合したゴムを採用することで、タイヤが低温な状態でも柔軟に接地し、高いウェットグリップを実現した。

 トレッドパターンはCAEとAIを融合した独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」のスノー予測技術を活用し、実際の使用環境における雪質を考慮した最適なパターン形状を設計。アイス路面やスノー路面でのトラクションに効果を発揮する「3本主溝非対称新パターン」、轍のできた路面で優れたエッジ効果を発揮する「バットレスエッジ」、発進時やブレーキング時にブロック同士で支え合い、優れたエッジ効果を発揮する「3連ブロック」、ジグザグのスリット形状によってカーブを曲がる際にグリップ力を発揮する「バイティングエッジ」といった新規非対称パターンを採用している。

「OBSERVE GIZ2」に採用されるトレッドパターン技術
トレッドパターンの設計には独自の「T-MODE」のスノー予測技術を活用
パターンデザインについて
鬼クルミ殻を用いたコンパウンド
氷上性能について
アイスとウェットの制動性能比較
広報部コメント

 日中の気温上昇によって、スノーからシャーベット、ウェットとなり、氷点下の夜間にはアイスへと変化します。新商品OBSERVE GIZ2はこうした刻々と変化する路面環境に対応し、変わらない安心感を追求し開発された次世代スタッドレスです。今回6年ぶりにパターン・配合を一新。アイス性能の正常進化と経年変化の対応、ウェット性能を大幅に改良しました。

 新コンパウンドは、まず密着性UPによってアイス性能を向上しています。吸水、密着、ひっかきの3大機能を発揮する新コンパウンド「吸着クルミゴム」は、「NEO吸水カーボニックセル」が氷の表面にできるミクロの水膜を瞬時に吸水し、新開発の「持続性密着ゲル」が滑りやすいアイス路面にさらに密着。さらに氷より硬く、アスファルトよりやわらかい「鬼クルミ殻」が氷をひっかき、捉えます。

 また、新開発の「持続性密着ゲル」はコンパウンド中に分散し、経年によるゴムの硬化を抑え、優れたアイス性能をより永く保ちます。さらにシリカを増量することで、高いウェットグリップを実現しました。

 パターン設計においては、当社独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」のスノー予測技術を活用し、最適なパターン形状を設計しました。

 3本主溝非対称新パターンは、センター付近の接地面を増やすことで操縦安定性を高め、幅方向に大きなスリットを配置することで高いトラクション性能を発揮。吸着3Dサイプがサイプの閉じ込みを抑えることで吸水性を高め、高いエッジ効果を発揮させ、3連ブロックは周方向2列に配置されることで、発進・制動時に優れたエッジ効果を発揮。2つの大型ブロック同士が支え合うコンビネーションブロックによって、制動時・コーナリング時にも高い性能を発揮します。

 これらの新技術の採用により、当社従来品(OBSERVE GARIT GIZ)比で、アイス制動性能は8%短縮、ウェット制動性能は18%短縮しました。また、こうしたデザインが認められ2020年グッドデザイン賞を受賞しております。

関連リンク

TOYO TIRE
https://www.toyotires.jp/
スタッドレスタイヤ特設サイト
https://www.toyotires.jp/sp/snow/
製品情報
https://www.toyotires.jp/product/obgiz2/
サイズラインアップ
https://www.toyotires.jp/product/obgiz2/#size

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TOYO TIRE、6年ぶりの新型スタッドレスタイヤ「オブザーブ・ギズ2」
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https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1265157.html

ファルケン「ESPIA W-ACE」(エスピア ダブルエース)

ファルケン「ESPIA W-ACE」(エスピア ダブルエース)
発売日:2018年8月1日発売
サイズラインアップ:145/80R13 75S~245/40R18 93H
採用技術

 独自の新材料開発技術を駆使して「アイスホールドゴム」を開発。高密度シリカと軟化剤の絶妙な配合により、ゴム全体を強く、接地面をやわらかくすることで氷路面にしっかり密着し、高い氷上性能を実現した。

 また、縦と横のサイプを互い違いに配置した「タテヨコサイプ」を用いた新設計の「ラッセルパターン」により、ブロックとサイプのエッジ数を増加。「タテヨコサイプ」の横方向サイプエッジは氷上ブレーキ性能、縦方向サイプエッジは氷上コーナリング性能の向上に寄与している。

 さらに、「ラッセルパターン」が形成するV字グルーブが水膜を押し上げることなく、水の侵入を防いで接地面を維持。スタッドレスタイヤでありながら高いウェット性能を実現。これらの技術により、従来品と比較して氷上ブレーキ性能を7%、氷上コーナリング性能を4%、ウェットブレーキ性能を13%向上させている。

氷上での性能を向上させる「ラッセルパターン」「タテヨコサイプ」を採用
ラッセルパターンの排水性イメージ
剛性分布を最適化するとともにフルバンド構造を用いることでスピードレンジ「S」「H」を誇る高速操縦安定性能を実現
氷上ブレーキ性能比較
ウェットブレーキ性能比較
氷上コーナリング性能比較
広報部コメント

 FALKENのスタッドレスタイヤ「ESPIA W-ACE」はスタッドレスタイヤに求められる氷雪上性能に加えて、高速操縦安定性能、ウェット性能という新たな付加価値を搭載した商品となっております。

 スタッドレスタイヤの基本性能となる氷上性能と雪上性能に関しては、新設計の「ラッセルパターン」により横方向のブロックのエッジ成分を増加させ、またこのラッセルパターンによってサイプを自在に配置した「タテヨコサイプ」で表路面のひっかき効果を強化し、発進・ブレーキ性能を大きく向上させ、安心感を強めています。加えて、雪をかき分けて進むラッセル車のイメージから命名した「ラッセルパターン」が形成するV字グルーブが雪上性能を向上させています。V字グルーブにカウンターで交差する縦のグルーブが「クロスポイント」を形成し、これらがしっかりと雪を踏み固め、クロスポイントで踏み固めた雪をV字のグルーブが効率よく排雪します。

 W-ACEはパターンだけでなく、ゴムも進化しています。W-ACE専用に開発された「アイスホールドゴム」は高密度シリカと軟化剤の配合を適正化し、ゴム全体は強く、接地面はやわらかくすることに成功しました。このゴムは氷路面にぴったりと密着します。

 高速操縦性能についても、W-ACEはスタッドレスタイヤには珍しい速度レンジS、Hを実現しています。この実現のためにフルバンド構造が採用されています。従来品はエッジバンドであることに対し、W-ACEはトレッド全体を覆うフルバンドを採用してトレッドの剛性を高めています。

 最後に、ウェット性能についてです。ラッセルパターンが形成するV字グルーブが効率のよい排水性を発揮しています。またこの強力な排水性能はシャーベット路の走行性能も高めています。

関連リンク

ファルケンタイヤ
https://www.falken.co.jp/
製品情報
https://www.falken.co.jp/products/W-ACE/
サイズラインアップ
https://www.falken.co.jp/products/W-ACE/size/

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ファルケン、新設計「ラッセルパターン」を採用する乗用車用スタッドレスタイヤ「ESPIA W-ACEエース」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1131227.html

横浜ゴム「iceGUARD 6」(アイスガード シックス)

横浜ゴム「iceGUARD 6」(アイスガード シックス)
発売日:2017年9月1日発売
サイズラインアップ:135/80R13 70Q~245/40R20 95Q
採用技術

「プレミアム吸水ゴム」に採用された「新マイクロ吸水バルーン」と「エボ吸水ホワイトゲル」が凍結路面上のミクロの水膜を吸水して路面に密着。「シリカ高反応ホワイトポリマー」を加えることでシリカが分散してゴムのしなやかさが持続する。

 パターンは、イン側のハの字型サイプを採用した幅広の「パワーコンタクトリブ」が凍結・ウェット路面で接地を確保。アウト側にはジグザグに刻んだ「ライトニンググルーブ」を配置してウェット性能と制動力を高めるとともに、3つの溝の交差点に「トライアングルスポット」を配置して雪柱せん断力を向上させた。さらに、新開発の4段立体サイプが互いに支え合いブロック剛性を高める「クワトロピラミッドディンプルサイプ」も採用している。

非対称パターンについて
コンパウンドについて
「iceGUARD 6」の特徴
性能データ
広報室コメント

 少しのミスが事故につながりかねない冬の運転に、不安やストレスをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ヨコハマの乗用車用スタッドレスタイヤ「アイスガード 6」なら、氷上はもちろん、さまざまな路面で高い安全性を発揮します。

「プレミアム吸水ゴム」の採用により凍結路面上にあるミクロの水膜を吸水。そして、低温時でも硬くなりにくいゴムが路面の微細な凹凸にもしっかり密着し氷上性能を高めています。それにより、凍結したカーブなどでも膨らみにくい優れた操作性を実現し、「ちゃんと曲がります」。

 また、進化した非対称パターンにより、凍結路面はもちろん、圧雪路面でも高い制動能力を発揮し、「ちゃんと止まります」。そして、「アイスガード6」は6世代を重ねて進化した数々の技術を搭載しながら、トータルバランスを最適化しています。

 基本となる「氷に効く」「永く効く」「燃費に効く」の3つの性能に加え、「ウェット性能」や「車内快適性」も向上させています。ヨコハマでは今年の1月~2月、販売店の方を対象に北海道で開催した試乗会で「アイスガード6」を試乗体験していただきましたが、「氷上でも雪上でも安定感があり、完成度の高さを感じました」「グリップは効きつつ加速がスムーズ。ハンドリングも安定していました」「タテヨコともグリップ力が高く、安心感を持って乗れました」といった声をいただきました。また「アイスガード6」を体験してみて、9割以上の方が“ぜひおすすめしたい/おすすめしたい”とご回答をいただいております。

 大変多くの方々にご好評をいただいている「アイスガード」が皆さまの雪道のドライブをサポートします。冬のさまざまな路面に対応するスタッドレスタイヤ「アイスガード」の力強い走りをぜひお試しください。

関連リンク

横浜ゴム株式会社
https://www.y-yokohama.com/
スタッドレスタイヤ特設サイト
https://www.y-yokohama.com/brand/tire/iceguard/
製品情報(アイスガード 6)
https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_6/
サイズラインアップ
https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_6_size/

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https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1082682.html
【スタッドレスタイヤレビュー】氷上制動動画掲載。ウェット性能も強化した“最高傑作”、横浜ゴム「アイスガード 6」(アイス編)
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横浜ゴム、スタッドレスタイヤのランフラットモデル「iceGUARD 6 Z・P・S(アイスガード シックス ゼット ピー エス)」
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ミシュラン「X-ICE SNOW」(エックスアイス スノー)

ミシュラン「X-ICE SNOW」(エックスアイス スノー)
発売日:2020年8月11日発売
サイズラインアップ:165/70R14 85T~255/40R20 101H
採用技術

 ポリマーベースの材質をコンパウンドに配合し、ベースコンパウンドとの摩耗差により、大きく、不均一な凹凸を生成する新開発の「EverWinterGripコンパウンド」を採用。エッジ効果と水膜を破って接地するアイスグリップ性能を高めるとともに、雪上では雪を踏み固めて蹴りだす効果を発揮する。また、「EverWinterGripコンパウンド」を溝底部まで採用することで、スタッドレスタイヤの使用限界末期(50%摩耗)になってもトレッドブロックがしなやかさを保ち、アイス性能が長期間継続する。

 加えて、サイプの長さを従来品より28%増加させることで、エッジ効果を強化してアイスグリップ性能に貢献。新トレッドパターンとなる新世代Vシェイプデザインにより増加したトレッドの接地面に対する溝の比率(ボイドレシオ)が、シャーベット路面やウェット路面で効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを発揮する。

 さらに、倒れこみを防止することで接地面を確保してアイスグリップを発揮しながら、厚みのあるサイプが雪上にしっかり食い込んで雪踏み効果も発揮する「VTSサイプ」を採用。3Dサイプによる倒れこみの防止によって剛性を確保する「NewクロスZサイプ」も用いることで、あらゆる路面で安定したハンドリングを実現するとともに、接地面効果を最大化しながらアイス路面の水膜を除去し、アイスグリップに貢献する。

新開発の「EverWinterGripコンパウンド」を採用
「EverWinterGripコンパウンド」を溝底部まで採用することでアイス性能が長期間継続
新世代Vシェイプトレッドパターンを採用
「VTSサイプ」(上)と「NewクロスZサイプ」(下)の2つのフルデプスサイプテクノロジーを採用
プラットフォームの深くまで刻まれたトレッドパターンがブレーキング性能の持続に貢献
アイス(上)と雪上(下)のブレーキング性能比較
広報部コメント

 3年ぶりとなるミシュランの新スタッドレスタイヤになります。日本の冬のあらゆるシーンでも安心・快適な走行をしたいというユーザーさまにおススメいたします。

 社内調査によれば、消費者の皆さまが冬道の走行で一番不安を抱くのは「アイス路面」と「雪上路面」となっておりますが、実際の冬の路面はそれだけではなく、場所や時間、交通量や雪量などでさまざまに変化します。つまり本来はアイスや雪上性能に特化するのではなく、そのほかの路面環境に対応できる性能も持っている「多機能な製品」であるべきではないでしょうか。

 X-ICE SNOWはスタッドレスタイヤで一番求められる「アイス性能」や「雪上性能」は進化させながら、相反する性能であるウェット性能や静粛性、またドライ路面での操縦安定性などを高いレベルで満たしています。

 さらに当製品では“その性能がより長く続く”という時間軸における性能も進化させています。多くの消費者の皆さまが「冬用タイヤとして購入するのだからアイス性能や雪上性能の高さにこだわりたい」と思われるのは当然ですが、一方でその性能がすぐに低下したり、タイヤの溝がすぐ減ってしまったりなど、寿命そのものが短くなってはその価値も半減してしまいます。

 基本的にタイヤは道を選べません。X-ICE SNOWは日本の冬道で遭遇するあらゆる路面状況や消費者の使用環境を考慮し、「そこで必要な性能は何か」、そして「いずれの性能も最適化されたレベルで1本のタイヤに集約しなくてはならない」という考えのもと開発されました。

 それはより多くの消費者の皆さまに高い安心感を提供することで、日常使いからビジネス、また冬のレジャーなどあらゆるシーンで、その本来の目的である「より安全で充実した時間を過ごしていただきたい」ということを目的としています。

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グッドイヤー「ICE NAVI 7」(アイスナビ セブン)

グッドイヤー「ICE NAVI 7」(アイスナビ セブン)
発売日:2017年8月1日発売
サイズラインアップ:145/80R13 75Q~245/45R19 98Q
採用技術

 シリカを従来品より細分化した改良コンパウンド「エキストラ・コンタクト・コンパウンド」を用いることで低気温でもやわらかさを失いにくくなり、氷上路面の細かい凹凸にも密着。

 大型センターブロックの5リブ構造と4本の太いタテ溝、ブロック内のヨコ溝をより細分化した新パターンデザイン「セブン・エフェクティブ・デザイン」を採用することで、氷上ブレーキとコーナリングの向上に貢献しつつ、雪上・ドライ・ウェット性能の高いバランスを図るとともに、各路面での接地形状を最適化した。これらの改良コンパウンドと新パターンが相まって経済性も向上している。

ICE NAVI 7の採用技術
広報部コメント

 ICE NAVI 7は、グッドイヤーのスタッドレスタイヤ「ICE NAVIシリーズ」の7代目となり、およそ20年をかけて作り上げた集大成となるプレミアム・スタッドレスタイヤです。

 私たちは、ドライバーの皆さまが安心・安全に、ストレスのないドライブで、「運転するよろこび」を感じていただけることを常に考えタイヤ開発をしています。スタッドレスタイヤを必要としているユーザーは、冬の間、日常的に氷上や雪上を運転するわけですから、当然ながら氷上性能と雪上性能に力を入れています。

 このICE NAVI 7では、特に氷上性能の向上を目指しました。従来品より細分化した柔軟性のある極小シリカのゴムを採用することによって、凍結した路面での高い密着性を実現しました。これにより、氷上でのブレーキ性能が従来品より7%アップしています。

 2018年には、北海道でICE NAVI 7の試乗会を開催しました。グッドイヤータイヤ販売の現場で働いている多くの方にご参加いただけたのですが、「氷上のブレーキ性能が格段にアガっている」「制動距離が明らかに短い」「しっかり減速Gを体に感じる」「安心してブレーキを踏むことができた」など、たくさんのご好評をいただきました。

 この試乗会の様子やICE NAVI 7を動画で紹介したコンテンツをグッドイヤーのWebページで公開していますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

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グッドイヤー、氷上ブレーキ性能を7%向上させ、新デザインパターンで雪上性能なども高めた「ICE NAVI 7」
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【スタッドレスタイヤレビュー】“氷上ブレーキ性能7%向上”のグッドイヤー「ICE NAVI 7(アイスナビ セブン)」をスケートリンクで試す
https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1070686.html
グッドイヤー、スタッドレスタイヤ「ICE NAVI 7」に「175/55 R15 77Q」「215/65 R17 99Q」追加。計69サイズに
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1135627.html