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シーズン到来前にチェック! SUV向け最新「スタッドレスタイヤカタログ2020-2021」

 2020年も残すところあと2か月。もうすぐ北海道からは初雪の便りが届くころ。さらに今年はコロナ禍で、年末年始の移動は公共交通機関を避けたいと思っている人も多いはず。そこでこの冬シーズンに向けたSUV向けの最新スタッドレスタイヤカタログをお届けしたい。最近のスタッドレスタイヤは単にウインター性能だけでなく、燃費性能やロングライフ性能も考慮した特徴ある製品が登場している。特に車重が重く重心の高いSUV向けには、その車重に負けないようなトレッドパターンやタイヤのケーシングを採用している。

 ここではそんなSUV向けのスタッドレスタイヤやサイズラインアップについて、各メーカーの広報部に特徴を伺ったので、自分の使い方にあったスタッドレスタイヤを探してみてはいかがだろうか?

 なお、乗用車向けスタッドレスタイヤカタログも用意しているので、乗用車に乗られている方はそちらもご確認いただきたい。

ブリヂストン「BLIZZAK DM-V3」(ブリザック ディーエム ブイスリー)

ブリヂストン「BLIZZAK DM-V3」
発売日:2019年8月1日発売
サイズラインアップ:175/80R15 90Q~275/40R20 106Q XL
採用技術

 水路の表面を親水性でコーティングして、気泡の内壁に沿って水を入り込みやすくする「アクティブ発泡ゴム2」を採用し、タイヤが滑る原因である路面の水膜を積極的に除去。トレッドゴムを構成するポリマーに粒径の小さいシリカと、増加させた「摩擦力向上剤」を配合することにより、やわらかいトレッドゴムが氷路面にしっかりと接地。グリップ力を大幅に向上させた。

「アクティブ発泡ゴム2」のグリップ力をSUVでも最大限に発揮させるため、4本のストレート溝により高い排水性を確保したほか、溝を適正配置した「SUV専用パタン」を開発。ブロック剛性を高めてパタンの変形を抑えることで接地性を向上するとともに、摩耗の原因となるタイヤと路面の滑りを低減し、ロングライフを実現した。

「アクティブ発泡ゴム2」を採用
「アクティブ発泡ゴム2」のグリップ力をSUVでも最大限に発揮させる「SUV専用パタン」
4本化したストレート溝によって高い排水性を確保
ブロック剛性を高めてパターンの変形を抑えることで、摩耗の原因であるタイヤと路面の滑りを低減。ロングライフを実現
「BLIZZAK DM-V3」と「BLIZZAK DM-V2」の氷上ブレーキ性能比較結果
「BLIZZAK DM-V3」と「BLIZZAK DM-V2」のウェットブレーキ性能比較結果
「BLIZZAK DM-V3」と「BLIZZAK DM-V2」の摩耗ライフ比較結果
ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社 商品企画本部 消費財商品企画部コメント

 昨今、新車発売や販売台数好調のSUV/4X4カテゴリーには、「BLIZZAK VRX2」の搭載技術を応用して開発し、発売以来好評をいただいている「BLIZZAK DM-V3」をお薦めします。

 ブリザックブランドの特徴である高い氷上性能だけでなく、長期間使用いただけるよう摩耗ライフにも配慮したスタッドレスタイヤです。ブリザックの史上最高性能スタッドレス「BLIZZAK VRX2」で採用している「アクティブ発泡ゴム2」を搭載し、従来品「BLIZZAK DM-V2」対比「氷上ブレーキ9%短縮」を実現。さらに剛性を向上させた「SUV専用パタン」により「摩耗ライフ25%向上」させるとともに、ストレート溝の4本化で高い排水性を確保し「ウェットブレーキ6%短縮」も実現。近年の暖冬・少雪傾向で増えつつある秋口や春先の雪解けウェット路面にも対応しています。

 もしもの時にしっかり「止まる」「曲がる」という安心感や、使用開始から数年たってもやわらかさを保つ「発泡ゴム」が高い安全性を継続的に発揮し、日常の運転だけでなく冬のレジャーなど、さまざまな冬道でお客さまの安全・安心なカーライフを支えていきます。

関連記事

ブリヂストン、SUV/4×4専用スタッドレス「BLIZZAK DM-V3」。史上最高の氷上性能と摩耗ライフ25%向上を実現
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ダンロップ「WINTER MAXX 03」(ウインター マックス ゼロスリー)

ダンロップ「WINTER MAXX 03」
発売日:2020年8月1日発売
サイズラインアップ:215/70R15 98Q~225/50R18 95Q
採用技術

 タイヤ表面にナノレベルで施された凹凸構造を持つ特殊なゴム「ナノ凹凸ゴム」を採用し、滑りの原因となる水膜の除去から氷への密着をいち早く行なうことで、氷上ブレーキ性能と氷上コーナリング性能を向上。「ナノ凹凸ゴム」には水と反応して溶ける性質を持っている「MAXXグリップトリガー」が含まれ、摩耗しても繰り返し凹凸構造が出現する。

 また、ゴムと軟化剤の2面性を持つ「液状ファルネセンゴム」により、低温下での密着とゴムのやわらかさを実現。しなやかさが続くため、時間が経っても氷上性能が低下しにくくなっている。

「WINTER MAXX 03」と、従来品「WINTER MAXX 02」の性能比較チャート
氷に効く「ナノ凹凸ゴム」を採用
トレッドゴム表面の違いのイメージ
除水スピードの違い(接地面を下から見たイメージ)
「WINTER MAXX 03」(上)と「WINTER MAXX 02」(下)の密着面の違い
氷上での効きを長持ちさせる採用技術
広報部コメント

 ダンロップではSUV向けのスタッドレスタイヤとして「WINTER MAXX SJ8」もラインアップしておりますが、2020年8月に発売したばかりの最新スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 03」におきましても、最近はやりの都市型SUVのサイズをラインアップしております。SUVであっても街中メインでの使用であればぜひご検討いただきたい商品となっております。もし、どの商品にするか悩まれていましたら、当社スタッドレスタイヤ特設サイト内の「自分に合ったウインターマックスはどれ?」をご活用ください。

 最新のWINTER MAXX 03は「超速で効くダンロップ唯一のスタッドレス」。従来品より氷上ブレーキ性能が22%も向上しています。新商品の性能向上は通常であれば10%程度ですので、今回は2世代分の性能が向上したともいえます。さらに氷上コーナリング性能も11%向上して、冬の道でより安全で安心に走れるタイヤとなっています。

 このような飛躍的な進化は、従来の密着力の強化に加えて、滑りの原因である氷上の水膜をいかに素早く除去することに着目したためです。新商品で採用している「ナノ凹凸ゴム」は、凹凸の突起部分がいち早く除水を始め、素早く密着へ移行。さらにやわらかい素材のため氷の凹凸面に隙間なく密着します。この両面からのアプローチによって大幅な氷上性能を実現しました。

「ナノ凹凸ゴム」には、「MAXXグリップトリガー」という水溶性の素材が配合されていて、水と反応して溶けることで凹凸構造を出現させています。「MAXXグリップトリガー」はゴムの内部にも多数存在しているので摩耗しても露出し、水と触れることで凹凸構造が繰り返し出現して高速除水するメカニズムを持続。また、WINTER MAXX 02でも採用していた、「液状ファルネセンゴム」が低温下での密着とゴムのやわらかさを実現し、ゴムのしなやかさを持続させます。「ナノ凹凸ゴム」と「液状ファルネセンゴム」によって従来品同等以上に性能が持続するため、使い始めから終わりまで安心して冬道を過ごすことができます。

 WINTER MAXX 03を体感していただいた方からは、「旋回している時の接地感が違う。接地面積が広くなっている印象。高速除水によりしっかりグリップできている、ということなのだろう」と性能の大幅進化を実感したコメントもいただいております。

 WINTER MAXX 03は冬道を走る皆さまのために「MAXX止まる(ダンロップ商品中)」タイヤです。冬道での安全安心をお求めの全てのお客さまに、そして、市街地でのSUVドライブを充実されたいお客さまにご検討いただければ幸いです。

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TOYO TIRE「Winter TRANPATH TX」(ウィンター トランパス ティーエックス)

TOYO TIRE「Winter TRANPATH TX」
発売日:2017年8月1日発売
サイズラインアップ:155/65R14 75Q~235/55R19 101Q
採用技術

 タイヤトレッドは、イン側に高いアイス性能を実現する「スーパーソフトコンパウンド」、アウト側に操縦安定性に効果を発揮する「ソフトコンパウンド」と、それぞれ硬さの異なる2種類のコンパウンドを配合。タイヤトレッドの内側と外側で機能を分担させることによって、ハイト系車両用タイヤが求める高いアイス性能と操縦安定性の両立を実現した。また、ベースゴムは、経年劣化の抑制をサポートするコンパウンドを配合し、「トリプルトレッド構造」となっている。

 トレッドパターンには新開発となる「3Dダブルウェ-ブグリップサイプ」をインサイド部分に初採用。サイプ内に凹凸を設け、制動時に凹凸部分が支え合うことでブロックの倒れこみを防ぎ、アイス制動性を向上させている。

トレッドの内側と外側で硬さの異なる2種類のコンパウンドを採用し、ベースゴムは経年劣化の抑制をサポートするコンパウンドを配合する「トリプルトレッド構造」
アイス路面でも安定した走りを実感できる高剛性の「スーパーハイターンアップ構造」を採用
アイス制動性を向上する新技術の「3Dダブルウェーブグリップサイプ」といったブロックの倒れ込みを抑制するトレッドパターン
広報部コメント

 ミニバン、SUVをはじめ、最近主流の天井の高い軽自動車はカーブでのふらつき、ロールといった挙動変化が大きくなりがち。

 直進時はタイヤの接地状態が安定しているものの、カーブでは不均一になり、滑りやすい状況が発生します。

「Winter TRANPATH TX」はこうしたハイト系車両に特有の挙動を抑え、安定感のある走りと、進化したアイス性能を備えたハイト系専用スタッドレスです。

 他社が保有していないハイト系専用のラインアップですので、専用タイヤの実力をぜひ体感していただきたいところです。タイヤ径の小さいハイト系軽自動車サイズの専用タイヤがあることが魅力と考えます(剛性が高く、偏摩耗抑制も考えられた設計のため、安定したアイス性能の発揮とロングライフな特長が売り文句になります)。

トリプルトレッド構造
 高いアイス性能とハイト系車両に求められる操縦安定性を両立のため、
・イン側にスーパーソフトコンパウンドを採用。アイス発進・制動性能に効果を発揮します。
・アウト側にソフトコンパウンドを採用。コーナリング時に効果を発揮します。
・ベースゴムにソフトキープコンパウンドを採用。経年変化の抑制をサポートします。

高剛性ボディ・スーパーハイターンアップ構造
 横方向のボディ剛性をアップすることでハイト系特有のふらつきを抑制し、操縦安定性を高めます。

ハイト系専用設計の非対称パターン
1)3Dダブルウェーブグリップサイプ
 サイプ内面の2つの凹凸形状で支え合うことにより、ブロックの倒れ込みを抑制。アイス制動時に高いエッジ効果を発揮します。
2)吸着3Dサイプ
 サイプの閉じ込みを抑えることで吸水性を高め、高いエッジ効果を発揮します。3)コンビネーションブロック
 2つの大型ブロック同士が支え合い、制動時・コーナリング時に高い性能を発揮します。
4)アーマーサイプ
 バットレスまで延長したアウト側ショルダーサイプがコーナリング時のグリップ力を発揮します。
5)アウト側高剛性ショルダーブロック
 コーナリング時に踏ん張ることでふらつきを低減します。

 これらの技術により、当社従来品(Winter TRANPATH MK4α)比でアイス制動性能を12%短縮しました。

関連リンク

TOYO TIRE
https://www.toyotires.jp/
スタッドレスタイヤ特設サイト
https://www.toyotires.jp/sp/snow/
製品情報
https://www.toyotires.jp/product/wtatx/
サイズラインアップ
https://www.toyotires.jp/product/wtatx/#size

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横浜ゴム「iceGUARD SUV G075」(アイスガード エスユーヴィ ジーゼロナナゴ)

横浜ゴム「iceGUARD SUV G075」
発売日:2016年9月発売
サイズラインアップ:175/80R15 90Q~285/45R22 114Q
採用技術

 進化した「スーパー吸水ゴム」を採用。路面のミクロの水膜を「新マイクロ吸水バルーン」と「エボ吸水ホワイトゲル」によるタイヤ表面の空洞で効率的に除去し、「ブラックポリマーII」とゲル状でやわらかい「エボ吸水ホワイトゲル」が氷表面の微細な隙間を埋めてタイヤを氷表面に密着させる。

 トレッドパターンは、エッジ効果を生み出す「4本ジグザグ状メイングルーブ」「ジグザグ状サブグルーブ」「細密マイクログルーブ」、接地性を向上させる「幅広センターリブ」「トリプルピラミッドサイプ」の5つのパターン技術で、氷上での制駆動性と操縦安定性を高めている。

進化した「スーパー吸水ゴム」や新設計のトレッドパターンを用いることで氷上制動を23%向上
低温でもゴムがやわらかく、経年劣化がしにくいため、長期間にわたってスタッドレスタイヤの性能を持続
「BluEarth」シリーズで培った省燃費技術を応用し、転がり抵抗を5%低減
パターンノイズを改善し、騒音エネルギーを28%低減
広報室コメント

 少しのミスが事故につながりかねない冬の運転に不安やストレスをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ヨコハマでは、4×4・SUV向けスタッドレスタイヤとして「アイスガード SUV G075」を展開しています。

 SUVユーザーからのニーズが最も高い氷上性能の向上に主眼を置いて開発しており、進化した「スーパー吸水ゴム」により効率的に凍結路面のミクロの水膜を除去します。そして、「ブラックポリマーII」などにより、低温時でもゴムのやわらかさを維持し、長期間にわたって高レベルの氷上性能を持続させます。

 さらには、低燃費タイヤブランド「ブルーアース」の技術を応用した「低発熱トレッドゴム」を採用。発熱によるエネルギーロスを抑え、燃費の改善に貢献しているほか、近年人気の都市型SUVに対応するため、静粛性も追求しています。これらの開発にあたっては「アイスガード」の独自技術を惜しみなく搭載しています。

 大変多くの方々にご好評をいただいている「アイスガード」が皆さまの雪道のドライブをサポートします。冬のさまざまな路面に対応するスタッドレスタイヤ、「アイスガード SUV G075」の力強い走りをぜひお試しください。

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ミシュラン「X-ICE SNOW SUV」(エックスアイス スノー エスユーブイ)

ミシュラン「X-ICE SNOW SUV」
発売日:2020年8月11日発売
サイズラインアップ:215/70R16 100T~285/45R22 114T
採用技術

 ポリマーベースの材質をコンパウンドに配合し、ベースコンパウンドとの摩耗差により大きく不均一な凹凸を生成する新開発の「EverWinterGripコンパウンド」を採用。エッジ効果と水膜を破って接地するアイスグリップ性能を高めるとともに、雪上では雪を踏み固めて蹴りだす効果を発揮する。また、「EverWinterGripコンパウンド」を溝底部まで採用することで、スタッドレスタイヤの使用限界末期(50%摩耗)になってもトレッドブロックがしなやかさを保ち、アイス性能が長期間継続する。

 加えて、サイプの長さを従来品より28%増加させることで、エッジ効果を強化してアイスグリップ性能に貢献。新トレッドパターンとなる新世代Vシェイプデザインにより増加したトレッドの接地面に対する溝の比率(ボイドレシオ)が、シャーベット路面やウェット路面で効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを発揮する。

 さらに、倒れこみを防止することで接地面を確保してアイスグリップを発揮しながら、厚みのあるサイプが雪上にしっかり食い込んで雪踏み効果も発揮する「VTSサイプ」を採用。3Dサイプによる倒れこみの防止によって剛性を確保する「NewクロスZサイプ」も用いることで、あらゆる路面で安定したハンドリングを実現するとともに、接地面効果を最大化しながらアイス路面の水膜を除去し、アイスグリップに貢献する。

新開発の「EverWinterGripコンパウンド」を採用
「EverWinterGripコンパウンド」を溝底部まで採用することでアイス性能が長期間継続
新世代Vシェイプトレッドパターンを採用
「VTSサイプ」(上)と「NewクロスZサイプ」(下)の2つのフルデプスサイプテクノロジーを採用
プラットフォームの深くまで刻まれたトレッドパターンがブレーキング性能の持続に貢献
アイス(上)と雪上(下)のブレーキング性能比較
広報部コメント

 3年ぶりとなるミシュランの新スタッドレスタイヤ「X-ICE SNOW」では、トレッドパターンや基本設計はそのままに、「X-ICE SNOW SUV」として、SUVに最適化したサイズラインアップを展開しています。日本の冬のあらゆるシーンでも安心・快適な走行をしたいというユーザーさまにおススメいたします。

 社内調査によれば、消費者の皆さまが冬道の走行で一番不安を抱くのは「アイス路面」と「雪上路面」となっておりますが、実際の冬の路面はそれだけではなく、場所や時間、交通量や雪量などでさまざまに変化します。つまり本来はアイスや雪上性能に特化するのではなく、そのほかの路面環境に対応できる性能も持っている「多機能な製品」であるべきではないでしょうか。

 X-ICE SNOW SUVはスタッドレスタイヤで一番求められる「アイス性能」や「雪上性能」は進化させながら、相反する性能であるウェット性能や静粛性、またドライ路面での操縦安定性などを高いレベルで満たしています。

 さらに当製品では“その性能がより長く続く”という時間軸における性能も進化させています。多くの消費者の皆さまが「冬用タイヤとして購入するのだからアイス性能や雪上性能の高さにこだわりたい」と思われるのは当然ですが、一方でその性能がすぐに低下したり、タイヤの溝がすぐ減ってしまったりなど、寿命そのものが短くなってはその価値も半減してしまいます。

 基本的にタイヤは道を選べません。X-ICE SNOW SUVは日本の冬道で遭遇するあらゆる路面状況や消費者の使用環境を考慮し、「そこで必要な性能は何か」、そして「いずれの性能も最適化されたレベルで1本のタイヤに集約しなくてはならない」という考えのもと開発されました。

 それはより多くの消費者の皆さまに高い安心感を提供することで、日常使いからビジネス、また冬のレジャーなどあらゆるシーンで、その本来の目的である「より安全で充実した時間を過ごしていただきたい」ということを目的としています。

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