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クラレ、脱炭素社会の実現に向けた未来の自動車づくりをテーマにした「クラレとクルマ展示会」オンライン開催

2021年12月1日から開催

クルマづくりに関する開発品を含む27の製品・技術・サービスを紹介

 クラレは12月1日、同社特設サイトにて「クラレとクルマ展示会」を開催している。入場は無料(登録制)で、会期終了日は未定。

 クラレとクルマ展示会では、脱炭素社会の実現に向けた未来の自動車づくりをテーマに、開発品を含む27の製品・技術・サービスを紹介。素材・クルマ製造時CO2削減、電動化などによる走行時CO2削減、安全性・快適性向上など、サステナブルで高機能な未来の自動車づくりに好適なソリューションを提案する。

クラレとクルマ展示会
https://go.kuraray.com/auto2021/3kC8oFV

展示会の見どころ

脱炭素社会のクルマづくり

 自動車に関わるさまざまな段階で発生するCO2削減に寄与する製品・技術を展示。車室空間など住環境に近い低濃度のCO2を湿潤環境下でも吸脱着可能な「ポリビニルアルコール繊維」(開発品)や、従来の樹脂では実現が難しかった軽量化が要求される構造部材に使用可能な「ポリアミド 9T」(PA9T)を用いた「熱可塑性FRP」(開発品)などを紹介する。

これからのクルマづくり

 HMI(ヒューマン マシン インターフェース:各種スイッチやディスプレイなど、人と機器をつなぐ装置・手段の総称)としての車内空間に着目し、安全性・快適性や内外観の向上に寄与する製品・技術を展示。VOC(揮発性有機化合物)の発生源となる接着剤やエポキシ樹脂を使用せず、加熱によって自動車部材の固定が可能な「熱膨張固定シート」(開発品)や、光源を繊維の端面から取り入れることで発光し、車室内の光演出の表現自由度を高める「導光繊維」(開発品)などを紹介。

特集記事ページにて、クルマ づくりに関する最新記事を掲載

 開発現場の最前線や今後の展望などについて、自動車業界有識者のインタビュー記事を順次掲載する。