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フォルクスワーゲン、第8世代の新型「ゴルフ GTI」 最新世代2.0TSIエンジン搭載で価格は466万円
2021年12月22日 11:00
- 2022年1月7日 発売
- 466万円
先代ゴルフ GTI パフォーマンスと同等の出力
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、新型「ゴルフ」シリーズのスポーツモデル「ゴルフ GTI(ジー ティ アイ)」を追加して2022年1月7日に発売する。価格は466万円。新型ゴルフ GTIの発表を記念し、現在協賛している「六本木ヒルズ クリスマスマーケット2021」 大屋根プラザで12月22日~25日までの期間限定でキングズレッドメタリックカラーのゴルフ GTIを展示する。また、2022年には名古屋のJRゲートタワー(2月4日~6日)、大阪のグランフロント大阪(2月11日~13日)でも新型ゴルフ GTIの展示を予定する。
初代GTIのワールドプレミアから45年が経ち、8世代目スポーツモデル“GTI”として大幅に商品力を強化。パワートレーンには最新の第4世代2.0TSIエンジンを採用し、先代のゴルフ GTIをベースとしたハイパフォーマンスモデル「ゴルフ GTI Performance(パフォーマンス)」と同等となる最高出力180kW(245PS)/5000-6500rpm、最大トルク370Nm(37.7kgfm)/1600-4300rpmを発生するエンジンに、迅速なシフトチェンジが可能な7速DSGを組み合わせた。
また、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックを標準装備するとともに、電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”と電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックを統合制御することが可能な「ビークルダイナミクスマネージャー」が採用され、今まで以上により正確なハンドリングを実現することで、クルマを思い通りに操るドライビングプレジャーを高めているという。さらにオプション設定のアダプティブシャシーコントロール“DCC”を選択すれば、乗り心地をコンフォートからスポーツまで段階的に調整することが可能。
ビークルダイナミクスマネージャーはあらゆる走行状態において電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック、アダプティブシャシーコントロール“DCC”を制御し、個々のホイール減衰力を毎秒200回調整することで俊敏で正確なハンドリングを実現するというもの。スポーツモードにおいては、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックのロック率が大幅に引き上げられ、例えばサーキット走行ではESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)の介入レベルを2段階に調整することが可能。ESCスポーツモードでは、介入頻度を減らすためにESCのしきい値とASRのスリップしきい値が引き上げられ、ESCオフモードを選択すればESCの介入を完全に無効にすることが可能になるという。
エクステリアでは各ボディパーツをゼロから設計し、空力専門家と協力しながら風洞実験室で車両のエアロダイナミクスをブラッシュアップし、空気抵抗係数(Cd値)は0.275とした。デザイン面ではフロントグリルからヘッドライトへとつながる赤いストライプが施され、X字型に配置されたフォグランプとともにGTIの個性を主張。先代モデルと比べてより低く、より長く、よりダイナミックにデザインされ、エアインテークやボディ全周を取り囲むように設置されたフロントスポイラーやサイドシル、標準装備の18インチアルミホイール、リアディフューザーの左右に配置されたエキゾーストシステムのテールパイプ、フロントフェンダー、テールゲート、ラジエーターグリルのクローム/レッドGTIエンブレムなど数多くのGTI専用アイテムを身にまとい、モータースポーツの雰囲気を演出。ボディカラーはキングズレッドメタリックなど全7色展開となっている。
インテリアではヘッドレスト一体型のトップスポーツシートを採用。GTI伝統のタータンチェック柄を採用したファブリックシートはサポート性に優れ、スポーツ走行時にもしっかりと体をホールド。また、パーフォレーテッドレザーを採用した専用ステアリングホイールには、赤いアクセントとGTIエンブレムが装着される。さらに標準装備のデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”にもタコメーターを中央に配置したGTI専用のグラフィックが施され、スポーティなインテリアに仕立てられている。
そのほか、ダッシュパネルとドアトリムにハニカムパターンを採用するとともに、ドアを開くとエンジンが始動するまで赤く点滅するエンジンスタート/ストップボタンなどを装備した。