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日産と三菱自動車、「ルークス」「eKスペース」「eKクロス スペース」を生産再開 近日中にエアバッグをリコールへ

2022年2月4日 発表

eKスペース(左)、eKクロス スペース(右)

 日産自動車と三菱自動車工業は2月4日、これまで生産停止していた軽自動車「ルークス」「eKスペース」「eKクロス スペース」について、三菱自動車水島製作所での生産と出荷を2月11日より再開させると発表した。

 ルークス、eKスペース、eKクロス スペースは、衝突試験の一部条件下でエアバッグ性能が想定通りに発揮されない可能性が判明したことから、一時的に生産、出荷ならびに登録を停止していた。

 今回両社は、原因の特定と対策が確定したため、生産と出荷を再開。すでに販売している車両についても近日中にリコールの届出を行なう予定としている。なお、リコールする現象や対策と対象車両は以下のとおり。

 リコールする現象は、前面衝突試験において、運転席エアバッグの特定の展開挙動で、法規要件の一部を満足できないおそれがあるとしている。

 対策として、運転席エアバッグ内部に吊紐を追加し、常に設計位置でエアバッグが展開作動するよう制御。また、上記対策効果を更に安定化させるため、運転席側にニーエアバッグを標準装着することとする。

 対象車両については、2020年12月以降の生産車両で、対象となるユーザーには、準備が整い次第、連絡するとしている。

ルークス