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日産、米キャントン工場に5億ドル投資 日産とインフィニティの新型EVを2025年から生産
2022年2月18日 12:12
- 2月17日（現地時間） 発表
日産自動車は2月17日（現地時間）、米国のキャントン工場に5億ドル（約580億円）を投資し、2025年から日産ブランドとインフィニティブランドの新型EV（電気自動車）を生産することを明らかにした。
同社公式Webサイトでは、新型EVのティザー映像が公開され、日産ブランドとインフィニティブランドから、それぞれセダンタイプのEVが登場することが予告された。
キャントン工場は2022年で操業19周年を迎え、同工場では5000人以上の従業員が働いており、2003年に操業を開始してから累計で約500万台の自動車を製造してきた。同工場では現在、「アルティマ」「フロンティア」「タイタン」「タイタンXD」の4モデルを生産している。
日産は、総額で5億ドルの投資により、キャントン工場を米国におけるEVの製造と技術を担う中心的な役割を与えるとともに、約2000名の従業員へ再教育とスキルアップを行なうとしている。
今回の発表は、2030年までに日産・インフィニティの両ブランドで15車種のEVを含む23車種の電動車をグローバルに展開する「Nissan Ambition 2030」に基づくもの。同社では2030年までに米国における販売の40％をEVとし、さらに多くの車両を電動化することを目指すとしている。
同社COOのアシュワニ・グプタ氏は「今回の発表は、米国でEVシフトを加速させるために行なう投資の第1弾となるものです。日産はキャントン工場の将来のために積極的な投資を行ない、最新の技術を投入し、従業員にトレーニングの機会を提供することで、トップレベルのEVを生産します」とコメント。
また、今回の投資は、州政府、郡政府、地方自治体との強力なパートナーシップによって支えられるものとし、ミシシッピ州知事のテイト・リーブス氏は「日産は、ミシシッピ州の自動車産業の礎です。同州の人々は、キャントン工場を開設してから約20年にわたり、グローバルな自動車メーカーである日産のクルマを生産し続けています。今回、日産が同工場でEVとバッテリーパックを生産すると決定したことで、ミシシッピ州は再びグローバルな注目を集めることになります。そして、同工場で働く従業員は誇りを持って仕事に取り組み、永続的な成功を目指すことができます。ミシシッピ州のチームは、最高レベルの品質のEVを生産する準備ができています」とコメントしている。
